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M60 汎用機関銃 (#25765)*  
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価格(税込)
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商品番号
 【1927】
英  名
 M60 Machinegun
種  類
 重機関銃、汎用機関銃、無可動実銃買取品 2025年 秋
国  名
 アメリカ合衆国
時  代
 第二次大戦後(1945〜)
全  長
 1,105mm
口  径
 7,62mm×51
装 弾 数
 ベルト給弾
在 庫 数
 お客様ご連絡中
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【M60 汎用機関銃 について】
1957年に米軍制式となった、7,62mm×51 NATO弾を使用するベルト給弾式の汎用機関銃です。 作動方式はガス圧利用式で、オープン・ボルト方式で射撃を行います。 ベルト給弾機構は第二次世界大戦時のドイツのMG42機関銃、オペレーティング・ロッドなど作動機構はFG42自動小銃の影響を受けて開発されたと言われています。 M60汎用機関銃の開発は1940年代後半から始まり、T52やT161と呼ばれる各種プロトタイプを経て、最終的にT161E3と呼ばれるモデルがM60として制式となりました。 M60の本体には当時主流となりつつあったプレス加工が用いられている他、ガス圧による作動機構にはM14自動小銃と同様に「White expansion and cutoff system」と呼ばれるシステムが組み込まれており、ピストンの後退と共にシリンダーへの発射ガスの流入を遮断する構造となっています。 M60のガス圧利用方式は他のシステムに比べてシンプルで清掃も容易となっていました。 尚、M60の銃身は交換が可能ですが、銃身側に交換用のハンドルが設けられておらず、また二脚も銃身側に付属しているため、耐熱手袋を使用して銃本体を支えながら銃身交換を行う必要がありました。 ベトナム戦争では、既に制式となっていた同口径のM14自動小銃と共に、主力機関銃として各種の用途で使用されました。 また、M60E3を始めとする改良型の他、航空機搭載型やヘリコプターのドアガン仕様など各種の派生型も作られました。 (KK)

【本個体の説明】
本品の薬室部左側面にはシリアルNo.25765の刻印が見られます。 また、薬室部上面のメーカー刻印は「SACO-LOWELL SHOPS U.S.」となっており、これは1957〜62年の生産品に見られる刻印です。 その他、モデル名刻印が「GUN, MACHINE 7,62-MM , M60」となっていることから、SACO-LOWELL SHOPS製のM60の中でも比較的初期に生産された個体と見られます。 各部の構成はバレル・キャッチ・レバーはロックが無い初期型、機関部左側面に100連アモ・バッグ(MAGAZINE 11686442) を装着する為のブラケットが付いた初期型で、セーフティー・レバーも削り出しの初期型となっています。 その他の箇所では、フロント・サイト・ポストの肉抜き穴部分にブランク・ファイアリング・アダプター装着用の面が設けられた後期型、ハンド・ガードはスイベルが左側面にある後期型、バット・ストックはスイベルが上面にある後期型、二脚基部が削り出しの後期型となっています。
本品はベトナムからの放出品で、全体的にやや使用感が見受けられるものの、概ねしっかりした状態が保たれています。 金属部には一部仕上げが落ちて金属の地肌が表れている箇所や表面錆痕等が見受けられるものの、いずれも大きな欠損は見られません。 ヒート・シールドや機関部周辺の表面仕上げには褪色が見られるものの、銃身周辺には比較的表面仕上げが残っています。 アルミ製のフィード・カバーは黒いペイント仕上げとなっており、表面にやや小傷や擦れ、若干の凹みの他、一部仕上げが落ちて金属の地肌が表れている箇所が見受けられるものの、大きく外観を損なうものではありません。 機関部左側面の100連アモ・バッグ装着用ブラケットは後方のキャッチが欠損しています。 ハンドガードやグリップには小さな欠けやクラックが見られるものの、現状割れが広がっている様子はありません。 ハンド・ガードとストックの取り付けには若干のガタつきが見られるものの、取り付け自体はしっかりしており許容範囲内といったところです。 バット・ストックには小傷や小さな欠けが見られるもののこちらも概ねしっかりとした状態が保たれています。 ストック左側面には白ペンキの文字が見られます。 傷みやすいバット・プレート部は、若干の打ち傷や擦れ、表面錆痕が見られますが、ストックとの取り付けはしっかりとしており、大きな変形やガタつきなどは見受けられず、ショルダー・レストの開閉についても問題ありません。
三脚、ピントル及びM60用のプラットホーム・ピントル・アダプター、T&Eギア及びM60用ギア・エレべーティング・アダプターが付属します。 ピントルやT&Eには一部に表面錆痕が見られるものの、機能的な問題はありません。 三脚の銘板は取り外されており、その他の箇所にもモデル名刻印等は見られませんが、トライポット・ヘッド裏面のピントル・ロック・レバー付近に「19204 ASSY 6108986 FRASER MFG.」、後脚に「C59337」の刻印が見られます。 三脚は全体的に塗装が残っており、こちらも機能的な問題は見られず、問題無く銃本体をマウントすることが可能です。
二脚の展開やリア・サイトの調整、フィード・カバー及びフィード・トレイの開閉については問題なく行う事が可能です。 トリガーとの連動はありませんが、セーフティー・レバーは操作が可能です。
M60汎用機関銃は近年では入荷が殆ど無く、希少価値の高い品となっています。
トリガーテンションのある、ボルトが開いた状態で固定された旧加工品です。 (TK)

【その他の情報】

無可動実銃には文章では表現の難しい傷がある場合がございます。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。

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