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ウィンチェスター M1866 イエローボーイ マスケット (無可動古式銃、#105972) |
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価格(税込)
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\1,650,000 |
商品番号
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【1298】 |
英 名
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Winchester M1866 Yellow Boy Musket |
種 類
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古式銃(無可動) 、レバー・アクション、一品物、ガゼット Vol.18、東京店在庫品 |
国 名
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アメリカ合衆国 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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1,175mm(実測) |
口 径
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11mm(実測) |
装 弾
数
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16発 |
在 庫
数
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限定1品 |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【ウィンチェスター M1866 イエローボーイ マスケットについて】
ウィンチェスター M1866 は西部開拓時代のアメリカにおける最も有名なライフルです。 1866年から98年まで1st〜4thの4つのモデルが生産されました。 ウィンチェスター社はオリバー・ウィンチェスターにより創業された元繊維会社です。 1857年に独自のレバー・アクション構造のパテントを持っていたボルカニック リピーティング・アームズ社の武器製造工場を買収したのが銃器産業に参入する切っ掛けとなりました。 当初はニューヘイヴン・アームズ社としてヘンリー ライフルとして知られるボルカニックの進化型であるレバー・アクションライフルの製造権を取得すると、オリバーの息子であるウィリアムにより全米で販売を開始しました。 そして1866年にウィンチェスター社として改名後、工場長であったネルソン・キングのパテントによりヘンリー ライフルの欠点であったマガジンを改良し、フレーム右側面のローディング・ゲートから装填出来るようにしました。 更にハンド・ガードを付けて連像発射による銃身の過熱から手を守る工夫などの改良を施した「M1866」を発売しました。 この銃はフレーム全体が真鍮製であることから「イエローボーイ」と一般的に呼ばれています。 レバー・アクションとは銃の機関部下方に付いた用心鉄兼用のレバーを下に引き、それをまた戻すことで薬室から空薬莢を排除すると同時に次弾を装填するという仕組みを持った銃を広義では指します。 しかし通常は銃身の下に平行して付けられたチューブ・マガジン(管状弾倉)を備えたボルカニック、ヘンリー、ウィンチェスターの製品を、特にウィンチェスター社の商品の固有名詞的な扱いになる程です。
M1866には銃身長が27インチのマスケット、24インチのライフル、20インチのカービンがありました。 本品はそのマスケット(歩兵銃)モデルです。 通常のライフルやカービンと異なり、木製ハンドガードで覆われた部分より銃身先端だけ(チューブ・マガジンも短い)が約10cmほど出ており、そこにソケット式のスパイク銃剣を装着出来るようになっています。
マスケット・モデルはウィンチェスター社が軍用として採用される事を期待して営業活動に力を注ぎましたが、合衆国政府では採用されませんでした。 その為生産量が14000丁と少ないものになっていました。 またその多くがトルコ(当時のオスマン帝国)に輸出され露土(1870-71年、ロシア-トルコ)戦争で使用され、その連発性能が世界的に評価されました。
幕末に日本にもイエローボーイは少数が輸入されましたが、このマスケット・モデルは輸入された記録はありません。 日本語では「直動鎖閂式(ささんしき)銃」と呼び、同じレバー・アクション式の「底碪式(ていがんしき)銃」と混同されやすいが、遊底(ボルト)が(回転することなく)前後するので「直動鎖閂式」になり、ブリーチが上下する「底碪式」とは構造的には全く異なるものです。 (MM)
【本個体の説明】
本品は米国ウィンチェスター社製のオリジナル品です。 ロア・タング根元辺りにシリアルNo.105972が打たれている他、機関部に右側面に「*」の刻印、薬室上部に「J」の刻印が見受けられます。 また105972というシリアルナンバーから、3rd Modelとしては後期の生産である事が判ります。 リア・サイトの前には、一部判読しづらい箇所もありますが「WINCHESTER'S-RPEATING-ARMS-NEWHAVEN.CT. KING'S-IMPROVEMENT-PATENTED-MARCH 29.1866 OCTOBER16.1860」と打刻されています。 約160年前に製造された珍しいモデルである事を考えると本品の程度は充分に良いものです。 銃身、マガジン・チューブを始め鉄製の部品は地金っぽくなっており、表面錆の跡が散見されるものの、適度な光沢を残しており状態は安定しています。 併せて多少の小傷は見受けられますが大きなダメージは見られません。 真鍮製 (実際は砲金製) フレームも同様に小傷こそありますが、ゆがみもなく経年による変色も大きくありません。 経年を感じさせる落ち着いた雰囲気です。 バット・プレートも同様のコンディションで、コンパートメントの蓋はスムーズに開閉できます。
木部は比較的濃い色合いのオリジナルのウォルナット製で、バット・ストックとハンドガード共にオリジナルの仕上げを充分に残しており、色合いも揃っています。 やはり時代相応の擦り傷、当たり傷が散見されますが、十分許容範囲のものです。 ハンドガードの先端部に1ヵ所樹脂で補修したと思われる箇所が見受けられますが、この補修も相応の時代が付いており周囲になじんでいる為まず違和感はありません。 その他ひびや割れは見受けられず、充分に良い状態であると言えます。 900ヤードまでのフリップ・タイプのリア・サイトも、全体的にはしっかりしており完全に可動します。 レバーにはスプリングのテンションが有りませんが可動し、エレベーションが連動します。 ハンマーは他の部品とは連動嶋しませんが可動しテンションがあります。 チューブ型弾倉内のスプリングも完全です。
トリガー・テンションの有る、ボルトが閉じた状態で固定された加工です。 弊社では複数挺のイエローボーイを扱っていますが、マスケット・モデルは2挺のみです。 海外でも高額で取引きされており、通常は手に入らない品です。(MM)(YS)
【その他の情報】
無可動実銃には文章では表現の難しい傷がある場合がございます。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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