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ユーゴスラビア モーゼル M98 小銃 (長銃身型、複数在庫品) new
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価格(税込)
 \253,000
商品番号
 【10089】
英  名
 Yugoslav Mauser M98 Long Rifle
種  類
 ボルト・アクション、東京店在庫品、大阪店在庫品、無可動実銃新入荷品 2025年11月
国  名
 ユーゴスラビア / ドイツ
時  代
 第一次大戦〜第二次大戦、第二次大戦後(1945〜)
全  長
 1,250mm
口  径
 7,92mm×57
装 弾 数
 5発
在 庫 数
 複数在庫有り
画像について
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コメント
 【ユーゴスラビア モーゼル M98 小銃 (長銃身型) について】
帝政ドイツで製造されたGew.98 歩兵銃を基に、戦後ユーゴスラビアで再整備を行い供給されたモデルです。
第二次世界大戦後、ユーゴスラビアは接収したドイツ製モーゼル小銃を再整備し、自国軍において運用しました。 その中で、第一次世界大戦期のGew.98 歩兵銃を基にした長銃身型の再整備銃が存在し、軍の資料では「Puska 7.9mm M98(n), sa dugom cevi (長銃身 M98(n) 7.9mm 小銃)」と記録されています。 (n)は「nemački (ドイツの)」を示す略号と言われており、国産のM48やKar.98k改修のM98/48と区別する為の表記と考えられます。
本モデルは、レシーバーにユーゴスラビアの国章や「ФНРЈ (Федеративна Народна Република Југославија=ユーゴスラビア連邦人民共和国)」もしくは「Preduzece 44」の工場刻印が施され、「M98」の名称で再整備された事が確認されています。 Preduzece 44 はセルビア・クラグイェヴァツの国営工廠であり、後のツァスタバ・アームズ社に相当します。 外観上は Gew.98 本来の長銃身を備えており、Kar.98k 小銃を基にしたM98/48 小銃とは明確に区別されます。 また、現存する個体にはナチス期に再整備された際のヴァッフェン・アムト刻印や、帝政ドイツ時代の検査印が残っている例も確認されており、一部の個体では銃身にユーゴスラビア製の新造品を組み込んだものも確認されています。
M98 (長)小銃は、1948〜1951年頃にM98/48 小銃の再整備と並行して製造・供給されたとされていますが、扱いにくい長銃身のため、早期に予備兵器に回された、あるいは射撃クラブなどで使用されたとも言われています。 また、再整備過程でチェコやポーランド製などの部品が混用された例もあるとされています。
このように、ユーゴスラビア M98 (長)小銃は、Gew.98 歩兵銃を基に再整備し、戦後限定的に使用された特異なモデルです。 Kar.98k改修のM98/48や、新造のM48と並ぶユーゴスラビア・モーゼル系小銃の一環として位置づけられますが、一次資料で確認できるのは刻印・工場名・呼称・基本仕様に限られます。 それ以外の詳細な運用実態や生産規模については、今後の調査や追加資料の公開が待たれるところです。

【本ロットの説明】
本ロットはいずれも長銃身型のM98 小銃で、薬室上面にはユーゴスラビア連邦人民共和国の国章が入っています。 個体により刻印の内容や各部の仕様が異なる場合がございます。
本ロットの銃身や機関部といった金属部は、個体によりやや打ち傷や擦れ、経年による褪色の他、一部表面錆痕等が見られる場合がございますが、いずれも現状目立った欠損等は見受けられません。 木製銃床についても、個体によりやや打ち傷や線傷の他、一部にひびや若干の欠けが見られる場合がございますが、いずれも大きな破損等は見られず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 リア・サイトの調整については問題なく行う事が可能です。
ボルトの先端と下半分を切除して、ボルト・ハンドルを閉じた状態で溶接固定した新加工品です。 (KK)

【その他の情報】

無可動実銃には文章では表現の難しい傷がある場合がございます。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。

本ページの画像の個体は東京店在庫品(#105)です。
他にも同じモデルが在庫としてございます。 複数の個体が掲載されている場合、各詳細画像 (Detailed Photos) をご確認の上、ご注文の際はシリアルNo.をご指定ください。 シリアルNo.横にご案内状況を表示しております。

東京店在庫品の#105の詳細画像(Detailed Photos)はこちら

大阪店在庫品の#52/53の詳細画像(Detailed Photos)はこちら


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