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Vz.24 短小銃 (#YR3109) new
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価格(税込)
 \275,000
商品番号
 【10088】
英  名
 Vz.24 Short Rifle
種  類
 ボルト・アクション、大阪店在庫品、無可動実銃新入荷品 2025年11月
国  名
 チェコスロバキア
時  代
 第一次大戦〜第二次大戦
全  長
 1,094mm(実測)
口  径
 7,92mm×57
装 弾 数
 5発
在 庫 数
 限定1品
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【Vz.24 短小銃 について】
第一次世界大戦後にチェコスロバキアで開発され、1924年に制式となったボルト・アクション式小銃です。
チェコスロバキアは独立直後の1922年、ドイツ帝国の制式小銃であったGew.98の基本設計を基に、Vz.98/22と呼ばれる小銃をブルノ造兵廠で開発・生産しました。 このモデルはGew.98 小銃とほぼ同じ銃身長740mmの銃身を備え、同国軍からの需要や輸出契約に応えるものでしたが、携行性や実用性の面で不満が残りました。 そこでブルノ造兵廠では、より短く操作性に優れた小銃の開発に着手し、これが後のVz.24 短小銃に至る発展の端緒となります。 その過程で参考とされたのが、第一次世界大戦期にドイツが導入した銃身590mmのKar.98AZ 短小銃でした。 ブルノ造兵廠ではこれを基に、まず銃身長550mmのVz.23 短小銃を試作し、さらに新規部品を用いたVz.23Aへ改良しました。 こうした試作を経て1924年に完成したのがVz.24 短小銃です。
Vz.24では銃身長を590mmとし、Gew.98やVz.98/22に比べ大幅に短縮しながらも、歩兵用小銃として必要とされる精度と弾道性能を維持していました。 標準の口径は7,92mm×57 モーゼル弾ですが、輸出向けに7mm×57弾や7,65mm×53弾仕様も用意されました。 リア・サイトは50m刻みで2,000mまで調整可能なタンジェント・サイトを備えていました。 外観上は1935年にドイツで制式化されたKar.98k 小銃と類似する部分が多いものの、Vz.24の方が10年以上早く登場しており、両者には共通点と相違点が見られます。 具体的にはVz.24ではアッパー・ハンドガードがリア・サイト後方まで延長されている点や、ボルト・ハンドルがストレート形状のままである点が特徴となっています。
Vz.24はチェコスロバキア陸軍の制式小銃として採用されるとともに、1920〜30年代を通じて南米・アジア・ヨーロッパ諸国に大量に輸出されました。 特にボリビアやパラグアイでのチャコ戦争、中華民国軍による日中戦争での使用など、戦間期から第二次世界大戦にかけて各地の戦場で広く活躍しました。 1939年にチェコスロバキアがドイツに占領されると、接収されたVz.24は「Gew.24(t)」の名称でドイツ軍に編入されました。 占領下でも生産は続けられ、ルーマニア軍向けを含む数十万挺が製造されましたが、1942年にチェコ国内の生産ラインがKar.98k 小銃に完全移行した事から、Vz.24 短小銃の製造は終了しました。 しかしながら、Vz.24 短小銃は、携行性・耐久性・射撃性能を兼ね備えた完成度の高い短小銃として評価され、第二次世界大戦を通じて各国軍隊の装備に組み込まれ、20世紀を代表するモーゼル系ライフルの一つとなりました。 (KK Updated)

【本個体の説明】
本品の機関部左側面には「ZBROJOVKA BRNO, A.S. VZ.24.」のメーカー名及びモデル名刻印が入っています。
本品の銃身や機関部といった金属部は、やや打ち傷や時代錆、若干の表面錆痕は見られるものの、現状目立った欠損等は見受けられません。 木製銃床やアッパー・ハンドガードについても、やや打ち傷や線傷の他、若干のヘアライン・クラックや僅かな欠けは見られるものの、大きな破損等は見られず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 バット・プレート全体にやや時代錆や表面錆痕が見られますが、目立った変形等は見られず、銃床への取り付けについてもがたつきもなくしっかりとしています。 リア・サイトの調整については問題なく行う事が可能です。 付属のクリーニング・ロッドは、オリジナルよりもやや短いものとなっています。
ボルトの先端と下半分を切除して、ボルト・ハンドルを閉じた状態で溶接固定した新加工品です。 (KK)

【その他の情報】

無可動実銃には文章では表現の難しい傷がある場合がございます。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。

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