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コルト M1849 ポケット リボルバー 4” 銃身モデル (銃砲刀剣類登録証付古式銃、井浦氏彫刻入、#89130) |
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価格(税込)
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\4,400,000 |
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商品番号
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【10053】 |
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英 名
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Colt M1849 Pocket Revolver, 4 inch/5 shot Model |
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種 類
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古式銃(登録証付)、登録証付古式銃買取品、X候補 |
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国 名
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アメリカ合衆国 |
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時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
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全 長
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218mm |
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口 径
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7.5mm(Cal..31) |
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装 弾
数
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5発 |
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在 庫
数
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限定1品 |
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画像について
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画像は現物です。 |
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コメント
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【コルト M1849 ポケット リボルバーについて】
コルト M1849 ポケット リボルバーは、サミュエル・コルト社 (Samuel Colt、現在のColt Firearms社) で1850年より1873年まで製造されました。 南北戦争 (1861年-1865年) で主要拳銃として使用されたコルト M1851 ネービー リボルバーよりも先に生産が始められました。 構造的にはM1851 ネービー リボルバーと全く同じですが、一回り以上コンパクトになり、非常に引き締まった形をしています。 M1849 ポケット リボルバーは全て.31 口径ですが、5連発と6連発のモデルが存在します。 更にオクタゴン銃身の銃身長が3、4、5、6インチの異なるバリエーションも存在します。 コルト M1849 ポケット リボルバーは、M1851 ネービー リボルバーが軍用として採用されたのに対して、民間用として販売されました。 当時コルト社が生産したパーカッション・リボルバーの中で最も商業的に成功した品で、23年の間に約34万挺も製造されました。 コルト社のパーカッション・リボルバーの特徴として、銃身部分とフレーム部分がシリンダーを挟むように、前後に分解出来る構造になっています。 バレル・ウェッジと呼ばれる「楔 (くさび)」のような小さな部品を右から左に押し出す事によって、銃身部分とフレーム部分が容易に分離します。 尚、4インチ以上のバレルの下にはローディング・レバーが付いています。
銃身長と装弾数以外にも、下記の容易に判別が可能な四つのバリエーションが存在します。
#1 Two Line Hartford Address
#2 Two Line New York Address
#3 One Line New York Address
#4 London Made Pocket
銃身上の刻印の違いが大きなポイントですが、その中でも部品の多くに小差が見られます。 四つのバリエーションには特徴 (掟) があり、どれだけ本来の特徴に沿ったものであるかがその個体の価値を決めるものになっています。 (MM)
【本個体の説明】
本品は非常に手の凝った再仕上げで、有名なエングレーバー(彫刻師)である井浦勝雄先生の代表的な作品です。 井浦先生は実銃のエングレービングを専門としておられ、1970年代には米国で実銃に彫刻を施されていた経験のある「銃の彫刻家」の第一人者です。 本個体にはオールド・アメリカン・スタイルの彫刻が入れられています。 先生の作品中にもグレードがあり、動物などのアクセントを純金(24k)象嵌で施した品が高級な品となっています。 本品には右側面に「アメリカン・イーグルと呼ばれる白頭鷲」、右側面に「雄ライオン」の金象嵌が施されています。 本品はこの再仕上げを施した状態で令和7年の登録審査に合格した作品です。 念のために当該教育委員会の確認を取ってあります(単に登録証の記載部分の確認だけではなく、彫刻についての確認済です)。 弊社でもこのような状態での登録証付きの品は初めて(同時入荷のポケットとネービーの計2挺)入手致しました。また両品共に象牙のグリップが付けられています。 全ての教育委員会で同じ結果が出るとは考えてはおりませんので、今回は特別に井浦先生の作品の卓越した技量による美術的価値が認められた結果と判断しています。 日本人で米国で通用する(それ以上の腕がある)彫刻師である事に、心より敬意を表します。
本品は銃身長4インチ、5連発モデルのコルト M1849 ポケット リボルバーで、シリアル No.89130から1854年製であることが判ります。 本品の銃身上面のメーカー・アドレス刻印は、初期の "Two Line New York Address" と呼ばれるもので、「ADDRESS SAML COLT NEW YORK CITY」のアドレス刻印が二行にわたって入っています。 Two Line New York Address刻印は、1861年後半頃まで用いられました。 コルト M1849 ポケット リボルバーの総生産数約34万挺の内、Two Line New York Addressの生産数は約156,000挺と言われています。
本品のシリアルNo.は銃身、フレーム、トリガー・ガード、バック・ストラップ、シリンダー、シリンダー軸(下4桁)、ローディング・レバー(下3桁)でマッチしています。 尚、バレル・ウェッジにはシリアルNo.は入っていません。 本品のシリンダー表面には駅馬車 (Stagecoach) 強盗のロール・エングレービングに置き換えて本体の彫刻に合わせた唐草模様の彫刻が新たに入れられています。 シリンダーの「COLTS PATENT」のパテント刻印についてはシリアル共々明確に判読できます。 フレームの左側面の「COLTS PATENT」の刻印についても、明瞭に確認出来ます。
オリジナルのウォールナット製グリップに代えて極小さな傷と薄っすらとしたくすみがあるものの美しいアイボリー製のに付けられており、グリップ・フレームへの取り付けについてもがたつきもなくしっかりとしています。
作動については完全で、ハンマーのハーフ/フル・コックはしっかりと掛かり、シリンダーも正常に回転します。 フル・コック位置でトリガーを引くと、ハンマーがスムーズに落ちます。 コルト系リボルバーの持病とも言える銃身とフレームのがたつきやシリンダーの前後の遊びについても若干見られますがひどくがたたつくことはありません。 ローディング・レバーは左右にやや遊びが見られるものの、機能については正常で、前方に折り畳んだ際のキャッチもしっかりと掛かります。 銃身内は銃口から銃身後部まで完全に抜けて (通って) おり、ライフリングはっきりと確認出来ます。 シリンダーのパーカッション・ニップルについても完全です。
本個体の "COLT M1849 POCKET REVOLVER CHART"
Address Stamp: Two Line New York Address
Hammer Knurling: Standard Diamond Pattern
Hammer Face: Type 3 Hammer Face
Cylinder Ratchets: Type 2
Barrel Lug Cutout: Type 2
"Colts/Patent" Stamp: Large Stamp
Trigger: Long Slender Trigger
Trigger Guard: Small Brass
Trigger Guard Bolster: Thick
Rammer Screw Head: Outie Head
Front Sight: Pin
"31 CAL" Present on Left Side of Trigger Guard: No
【登録証情報】
(種別: 管打ち式銃砲、全長: 22.4cm、銃身長:10.1cm、口径0.8cm、銘文: 銃把底部89130、機関部左OLTS PATENT、銃身上部ADDRESS SAML COLT NEW YORK CITY、トリガー台89130)
【その他の情報】
令和7年7月30日に徳島県教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
オリジナルに非常に近い形状の木箱(同時代の他の銃の木箱を改造したと思われます。 また蓋裏のコルト社の紙ラベルは復刻品です。)と付属品付完全セットに入っています。 復刻品コルト型フラスコ、コルト・パテントのオリジナル・モールド、復刻品と思われるELEY LONDONの雷管入れ(パーカッション・キャップ缶)、鉛玉(弾頭)、木箱の鍵が付属しています。
古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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