 |
|
|
 |
ヘッセン大公国 第115近衛歩兵連隊 下士官兵卒 M1916 スパイク・ヘルメット Gazette Vol.12 |
|
 |
 |
|
 |
|
|
▲クリックで拡大画像をご覧いただけます。 Copyright© Chicago Regimentals Co. , Ltd. All Rights Reserved. |
価格(税込)
|
表示製作中 \418,000 |
商品番号
|
【5794】 |
カテゴリー
|
帝政ドイツ軍装品(銃付属品以外) |
国 名
|
帝政ドイツ |
在 庫
数
|
表示製作中 |
コメント
|
本品はヘッセン大公国を代表する第115近衛歩兵連隊 「Leibgarde-Infanterie-Regt. (1. Großherzoglich Hessisches) Nr.115 XVIII Armee Korps」の下士官兵卒に第一次世界大戦中に支給された官給品スパイク・ヘルメットです。 ヘッセン大公国の第115近衛歩兵連隊は同大公国で唯一の近衛星章(Star of the Order of Ludwig without swords)を前章に付ける事を許されたドイツ帝国内でも有名なエリート連隊ですので、その星章に星章に「GOTT EHRE VATERLAND」と入った前章を見ただけで第115近衛歩兵連隊と判ります。 連隊駐屯地はヘッセン大公国の首都Darmstadtで1621年3月1日に「Kompanie Dreßler」として創設されたドイツ帝国の中で最も古い歩兵連隊です。 1630年に「Fürstliche Leib-Kompanie」となりました。
この部隊は17世紀と18世紀のほぼ全てのヨーロッパでの戦争に参加しました。「三十年戦争,1677年-78年」「オランダ侵略戦争: Franco-Dutch War(英), 1672年 - 78年」「大同盟戦争: the War of the League of Augsburg(英), 1689年-96年」「スペイン継承戦争: the War of Spanish Succession(英), 1702年-13年」「ポーランド継承戦争: the War of Polish Succession(英), 1734年-35年」「オーストリア継承戦争: the War of Austrian Succession(英), 1747年-49年」「七年戦争: 1756年-63年」「アメリカ独立戦争, 1776年-83年」 「フランス革命戦争, 1792年-99年」とアメリカまで部隊を送っています。
ヘッセン=ダルムシュタット方伯領は神聖ローマ帝国時代は小さな領邦国に過ぎませんでしたが、1806年にナポレオンが大公の位に格上げし、ヘッセン=ダルムシュタット大公国となりました。 神聖ローマ帝国の崩壊と共にライン同盟に加わり1806年-07年には対プロイセン、1809年には対オーストリア、1809年-12年には対イギリス、1812年には対ロシアなど、同盟国フランスと共に戦い続けました。 しかし1813年のライプツィヒの戦いのフランス軍の敗北後ライン同盟は崩壊し、1814年-15年にはヘッセン大公国は対フランスの戦闘に参加しました。 しかしながら1815年のヘッセン大公国は大公国ではあったものの、領土的には非常に狭くそのため人口の少ない小さな軍隊しか持ちませんでした。 そのような小国ならではの歴史を戦い抜いたヘッセン第一連隊 (1. Großherzoglich Hessisches) はドイツ帝国では第115近衛歩兵連隊として歩み始めました。ヘッセン大公国は第一次世界大戦勃発時の1914年でも合計5個連隊(第115,第116,第117,第118,第168)しかありませんでした。 ドイツ帝国陸軍全体では217個もの歩兵連隊があったので、ヘッセン大公国陸軍の歩兵連隊は全ドイツ帝国歩兵連隊の約2%でしかありませんでした。 ヘッセン大公国の連隊はドイツ帝国陸軍の第25師団を編成し、第一次世界大戦ではマリヌ、ベルダン、ソンムなどの西部戦線で戦闘を行いました。
第115近衛歩兵連隊のヘルメットには近衛星章が付いた前章上部に連隊創設年を表す「1621」の金属製がリボンが付いています。 本品はM1915と呼ばれる、金具がフィールドグレイに塗装された第一次世界大戦時の戦中モデルです。 M16ヘルメットが採用されるまで、全ドイツ陸軍兵士はこのM1915 ヘルメットを被って戦いました。 ヘッセン陸軍のヘルメットは左に月桂樹、右に柏の葉のリースに囲まれた二本脚で立つライオンが国章です。 また左側面にはヘッセン大公国を表す金色地に二本の赤丸が入った国家章が付いています。 ヘッセン陸軍は独自の特徴があるスパイク・ヘルメットを被りました。
全ての歩兵連隊は円形ではなく十字のスパイク基部が付き、その十字のスパイクには縁取りがされず、スパイクには段差が入っています。 このような特徴があるために、現存数が多いプロイセン王国のヘルメットを改造して(前章を取り替えて)ヘッセン大公国軍用に見せかける事が出来ないようになっています。 本品は勿論その特徴をそのまま表した100%間違いないヘッセン大公国軍用です。 弊社代表は帝政ドイツのスパイク・ヘルメット研究家で、士官ヘルメットを専門に集めています。 同じヘルメットは一つもなく全て異なった200個近いコレクションの中にも、この第115近衛歩兵連隊のヘルメットはありません(1621年のリボンの無い第23竜騎兵連隊士官はあり)。
もしこのヘルメットが士官用であったら、間違いなくコレクションの一つになったでしょう。 それほど珍しい品です。 国内では二度と出る事のない逸品です。
|
|
|
 |
|
|
 |
|
 |
|
 |
|  |