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海軍士官旧型軍刀 (銃砲刀剣類登録証付本身入、大正三年制、無銘) |
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価格(税込)
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\495,000 |
商品番号
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【10904】 |
カテゴリー
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旧日本帝国武官軍刀文官長剣 (銃剣、短剣は含まず) |
国 名
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日本 |
在 庫
数
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限定1品 |
コメント
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【海軍士官長剣(旧型軍刀)拵 (大正三年制)について】
明治十六年制の海軍士官長剣は英国海軍士官サーベルに倣い、柄は片手で握りやすい形状で欧米風に柄頭が内側に反っていました。 また柄の護拳と背金上面二ヵ所に錨が付いており、金具の桜花葉は小さく数が多いのが特徴です。
明治十六年以降も長剣に日本刀を仕込む事が多く、通称(両手握りの)旧型軍刀と呼ばれました。 本品も中に日本刀が仕込んであった(両手握りの)旧型軍刀です。
明治二十九年制に於いても金具の桜花葉のデザインには規定がなく様々な桜花葉模様が使われました。 しかし柄頭が刀身に日本刀を仕込んでも問題ないように柄頭の形状が反りの無いものに変わりました。 明治二十九年制までは将官用長剣には桐紋の入ったデザインで、佐尉官長剣とは異なる長剣を佩刀(剣)しました。 大正三年制が制定され昭和13年に太刀型軍刀が制定するまでの約20年間、本品が使用されました。 昭和13年制太刀型軍刀が制式になってからもこの(両手握りの)旧型軍刀は使用されました。 陸軍の旧型軍刀に比べ遥かに現存数が少ない品です。 それは大戦が勃発するまでの海軍全体の人員が少なく、それに比例して本品を佩刀できた士官の数が少ないので、現存数が少ないのも頷けます。
【本個体の説明】
本品は海軍士官旧型軍刀の拵えに銃砲刀剣類登録証付の本身(無銘)が入った品です。 刀身は太身ながらやや小振りな印象を受けます。切先にごく小さな欠けがありますが、その他刃切れや刃こぼれは見られません。 茎先には二箇所ふくれが見られますが、刃先ではないため実用的に問題ない程度です。 鑢目の施された茎は区送りの摺り上げが施されており、状態は良好です。 柄は全体的に大きな本白鮫を使用し、親粒付の上等品が使用されています。 鮫皮には一部に抜けが見られますが、目立った剥落や破損はありません。 三重金線(太1本、細2本)は完全で、現状切れや緩みは見られずしっかりしています。 背金終端には士官用の桜葉彫刻が施されており、角部にやや鍍金の剥落が散見されますが、柄本体にガタつきなく取り付けられています。 背金には「丸に九枚笹」の銀製家紋が嵌め込まれています。 切羽は3枚で、大切羽には「2」の算用数字刻印が見られ、護拳及び縁金具、柄本体内側にも同様に「2」の刻印が見られます。 その他護拳には「菱形にN」の刻印が見られ、大きな変形は見られません。 刀身止錠蓋はロック時の合いがやや硬くなっています。 鎺(はばき)は真鍮製で、やや鞘側との相性なのか納刀/抜刀時に鎺が当たる位置でかなり強めの抵抗感があり、注意が必要です。 漆で砥ぎだした鮫革鞘は黒漆が大部分で落ちており、大きな粒が白色に現れています。 外装金物の金鍍金は僅かに曇りはあるものの後世の磨きの入っていないオリジナルの状態で、各部品間の状態もマッチしています。 第一佩鐶には厳しい目で見れば僅かに歪みが見られますが、殆ど気にならない程度の物です。 鞘の状態から海軍士官旧型軍刀としてはお値打ち価格に設定しています。
本品は「洋泉社 大日本帝国海軍全史 -戊辰戦争から太平洋戦争まで帝国海軍80年史」 P.40書載品です。
外装全長約98cm、柄全長約21.6cm。東京店在庫品(TK)
【その他の情報】
平成14年6月21日に岐阜県教育委員会により交付された銃砲刀剣類登録証が付いた実物の日本刀です。 模造刀剣ではありません。
種別は「刀」 、長さ58.4cm、反り1.4cm、目くぎ穴2個、銘文は「無銘」と記載されています。
オリジナルの軍装品は文章では表現の難しい傷がある場合があります。 通信販売でご購入される際は、下記の画像を十分ご確認いただいた上でご注文ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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