大戦中の米陸軍と米海兵隊の装備は一見似ているものの異なっている部分が幾つかあります。慣れればその形体から分かるのですが誰でも一見して解かるポイントを示してみましょう。写真はグレネード・ケースですがカーキ色(上)の方が海兵隊のものでグリーン(下)が陸軍のものです。表側は同じような感じですが裏側のベルトに取り付ける為のダブル・フック・ワイヤーと呼ばれる金具の形状が異なるのが解かると思います。上のものは変形した訳ではなく(曲げようにも簡単には曲がらない)元々このような形で海兵隊特有です。また、材質も陸軍は鉄のものも見られますが海兵隊は真鍮(にしては硬いのですが)で出来ています。理由はよくわかりませんが外れにくく錆びにくいということなのでしょうか。このグレネード・ケース以外にも水筒カバーにも同じダブル・フック・ワイヤーが付いています。
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