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火縄銃 井上外記流十匁讃岐中筒 (銃砲刀剣類登録証付古式銃、在銘: 巻張 阿州石田兵之助正勝作) (戸) ㊿ |
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価格(税込)
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表示製作中 \880,000 |
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商品番号
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【9003】 |
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英 名
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Japanese Large-caliber Matchlock Gun, INOUE GEKI Style |
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種 類
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古式銃(登録証付)、単発、東京店在庫品、Curio Magazine 広告掲載品、✕ |
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国 名
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日本 |
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時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
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全 長
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1,078mm |
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口 径
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18mm (実測18.8mm) |
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装 弾
数
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単発 |
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在 庫
数
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表示製作中 |
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画像について
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画像は現物です。 |
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コメント
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【火縄銃 井上外記流讃岐十匁中筒 (在銘: 巻張 阿州石田兵之助正勝作)について】
本品は口径が実測18.8mmの十匁中筒で、全長が107.8cm、銃身長72.8cmで、本体重量は約5.15kgの十匁中筒としてはやや軽量な品となっていますが、井上外記流の中筒は他の中筒に比べ細身ですので井上外記流としては平均的な重量です。。
井上外記流は大阪役で稲富流、田付流と共に戦果を上げた名門鉄砲流派です。 始祖の井上九十郎正継は種々の連発銃を開発した他、外記カラクリを発明したことで知られており、井上外記の別名から外記流 (げきりゅう) とも呼ばれます。 井上流の火縄銃は江戸前期から末期に至るまで、ほぼ全国的に生産されました。 井上外記流は幕府の御秘事鉄砲として幕末まで極秘にされていましたが、銃床の形状が独特であったため後世でもよく知られるものとなっています。
弊社で扱った井上外記流の火縄銃を作った鉄砲鍛冶では仙台鍛冶の「仙臺住木田市郎右門重定」、出羽鍛冶の「植松紋三郎信立」、阿波鍛冶の「阿州石田兵之助正勝作」などがあり、日本各地でほぼ同型と言って良いほどの形状の似た中筒を取り扱いました。
井上外記流の銃身は後方に向かって広がった丸銃身で、その上面だけを平らにした「表一角」と呼ばれる形状で、銃口部に寸の詰まった丸柑子が設けられている品が多くあります。 銃床は芝引部分が特徴的なカーブを描く井上外記流独特の形状となっており、洋式銃の影響を受けたものと言われています。 尚、カラクリは外記カラクリとなっており、蟹の目隠しは水滴型となっています。 引金は輪引金となっており、用心金やナマコ金は設けられていません。 これは井上外記流の特徴でもあります。 本品の引金は阿波筒と同じ三角形になったところに阿波鍛冶の作である事が伺われます。阿波国では掟に従った火縄銃を使用したことから、本品は阿波鍛冶の作ではありますが、隣の讃岐国からの注文筒であったと思います。 讃岐国では井上外記流を多く使用したので讃岐筒=井上外記流と思われているほどです。
本品は在銘で、銃身下面には「巻張 阿州石田兵之助正勝作」の銘が切られています。 全国鉄砲鍛冶名鑑 P.24「全国鉄砲鍛冶銘地域別分類」P.305にその銘が阿州 (=阿波国、現在の徳島県) 住の鉄砲鍛冶として掲載されています。 大変珍しい阿波の鉄砲鍛冶が讃岐国の注文で作った井上外記流の中筒です。
【本個体の説明】
尾栓は現状では固着していますが、ねじ込み部分の基部には大きな錆は出ておらず、外れそうに見えます。 カラクリの作動については至極完全で、火挟を起こした際のロックはしっかりと掛かり、火挟が起きた状態で引金を引くと、火挟が力強く落ちます。 木製のカルカ (さく杖) が付属致します。
【登録証情報】
(種別: 火なわ式銃砲、全長: 107.8cm、銃身長72.8cm、口径1.8cm、銘文: 巻張 阿州石田兵之助正勝作)
【その他の情報】
(昭和45年6月18日に香川県教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
古式銃は約160年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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