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価格(税込)
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SOLD OUT |
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商品番号
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【7248】 |
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英 名
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Berthier Mle1892 Carbine |
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種 類
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ボルト・アクション、無可動実銃買取品 2020年 秋 |
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国 名
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フランス |
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時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
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全 長
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940mm |
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口 径
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8mm (8mm×50R,Mle1932 N) |
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装 弾
数
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3発 |
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在 庫
数
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SOLD OUT |
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画像について
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画像は現物です。 |
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コメント
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【ベルチェー Mle 1892 騎兵銃 について】
ベルチェー 小銃は1890年からフランス軍に正式採用された8mm Lebel弾を使用するボルト・アクション・ライフルの一連のシリーズで改良を重ね1939年に生産が中止されても第二次大戦終結までフランスを象徴する主力小銃でした。 一部は第二次大戦後もフランスの海外植民地で使用されました。 Mle1890(Modèle 1890=1890年型)から改良が繰り返されM1916(Modifié 1916=1916年改造型)まで各種のバリエーションがありましたが基本設計は全く同じものでした。 また外観は変わりませんでしたが8mm Mle1932弾や7.5mm Mle1929弾にリチャンバーされたモデルなど1920-30年台に更に改良が加えられました。
Mle1890 騎兵銃はシャスポー 歩兵銃の発展型でセンター・ファイア金属薬莢を使用する単発式グラス 歩兵銃の改良/短縮型であったグラス Mle1874騎兵銃の後継制式騎兵銃として乗馬部隊に配備されました。 歩兵部隊には当時画期的な無煙火薬を使用する連発銃であるレベル Mle1886/M93 歩兵銃が支給されましたが、チューブ・マガジンを使用していた為に短縮型の騎兵銃は作られませんでした。 乗馬兵科、もしくは砲兵などの小銃を補助火器とした部隊には依然旧式であった単発のMle1874騎兵銃を使用していました。 ベルチェー 小銃はレベルMle1886/M93 歩兵銃の作動機構を改良し、マンリッカーの装填方式を組み込み開発されました。 この改良はフランス領アルジェリアの鉄道技術者であったエミール・ベルチェーが行ったため、ベルチェー Mle1890 騎兵銃の名で呼ばれています。 1888年にドイツが同じエンブロック・クリップ方式のマンリッカー方式のGew.88を採用したのに対し、フランスも同じ方式のベルチェーを1890年に採用したのは、どれほど双方が意識し合っていたのかが窺い知れます。 しかしながらフランス軍が採用したのは騎兵銃もしくは砲兵銃と呼ばれる短い小銃で、歩兵銃の採用は20世紀初頭まで持ち越されました。 エンブロック・クリップ方式のベルチェー Mle1890 小銃はレベル小銃とは違い、装弾数は全長の長さに関係なく同じであったので歩兵銃と騎兵銃の二種類が同時に採用されても問題はなかったのですが旧式になりながらも8連発のレベルM1886/M93ライフルが大量に配備されていた為に歩兵銃は見送られました。 またベルチェー 小銃の装弾数が3発という点が、他国の主力小銃(5発)より少ないのも大きな理由でした。 その点を改良しクリップを5発にし、銃床から金属製のマガジンが下部に突き出すような形になったものがベルチェー・シリーズの最終型のM1916になりました。 第一次大戦中は装弾数の変更により銃とクリップの移行が現場で間に合わず、現場には3発と5発のベルチェー小銃とクリップがそれぞれに混在することにより、現場に混乱を招いたようです。 ベルチェー・シリーズの小銃は連発銃の進歩の只中にあったがゆえに時代翻弄された銃とも言えるでしょう。 また第一次と第二次の両大戦の勃発によりフランスの工業力の遅れがベルチェー小銃を長期間第一線で使用することになりました。
Mle1892騎兵銃は、砲兵や工兵、伝令、自転車部隊など銃剣を必要とする兵科からの要望でMle1890騎兵銃に着剣装置を付けたモデルです。 着剣装置を付ける為に銃身を僅かに延長させ、銃を地面に置くように叉銃(銃を三挺組み合わせて三脚の様に立てて保管する方法)用の突起(フック= Stacking Rod)を追加したモデルです。 そのような経緯からMle1892砲兵銃とも呼ばれました。 前述したようにMle1892騎兵銃も第一次大戦中に装弾数を増やして5発に改良したものが大多数であり、本銃は改造されていない装弾数3発のオリジナルのモデルです。
【本個体の説明】
本品は第一次大戦もしくは大戦前のフランス軍を語るには無くてはならない銃ながら、入荷の絶対数が極めて少ない稀少な銃です。 多くのベルチェー小銃のバリエーションがある中で装弾数が3発のオリジナルの状態の品は特に少ないです。
本品(薬室)のシリアルは��19309で、その横には「Mle1892」のモデル名と製造所である筆記体で「Saint-Étienne」がはっきり入っています。 また薬室の左側面にはフランス軍のプルーフ刻印が数ヵ所打ってあります。 右側面には 「MA S 1893」の刻印があり1893年Saint-Étienne造兵廠製の意味です。 薬室の上と銃身後部の上に「N」の刻印が入っており、これは1932年N型新型Lebel 8mm実包(Balle N)を使用する意味です。 1932年時にほぼ全てのフランス軍管理下の軍用小銃は新型実包を使用できるように改造されました。
金属部はオリジナルのブルー仕上げがかなり残っています。 白磨き仕上げのボルトは退色があり時代染みがあります。 金属部全体的に見るとエッジ部分にはスレ剥げもありますが欠品などは無く、とてもしっかりとした状態です。 薬室部分のシリアルはトリガーガード、ストックと一致していますが、ボルトのシリアル No.は判読出来ません。 木部は経年使用の濃い目の色で全体に小傷、凹み傷は散見(特にバット・ストック部分)しておりますが、作りそのものはしっかりしておりガタなどは無く、時代なりの雰囲気を持った木部と言えます。 本体と同じシリアル No.であることから製造された時から百年以上このオリジナル状態であった事が評価される品です。 ストック前部の左側に継ぎ木によるさく杖の溝を埋めた跡があります。 これは1920-30年代に軍が行った改良です。 ボルトを閉鎖状態で溶接固定した旧加工品です。 大阪店在庫品(MM)
【その他の情報】
無可動実銃には文章では表現の難しい傷がある場合があります。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像(Detail-Photos)を十分ご確認頂いた上でご注文下さい
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