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九九式短狙撃銃 (名古屋製、#1844)  
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価格(税込)
 SOLD OUT
商品番号
 【7237】
英  名
 Type 99 Sniper Rifle
種  類
 ボルト・アクション、狙撃銃、無可動実銃新入荷品 2019年11月、無可動実銃新入荷品 2020年8月
国  名
 日本
時  代
 第一次大戦〜第二次大戦
全  長
 1,118mm
口  径
 7,7mm×58
装 弾 数
 5発
在 庫 数
 SOLD OUT
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【九九式短狙撃銃 について】
九九式短狙撃銃は九九式短小銃を基に製造され、本格的な生産は昭和18年(1943年)末ごろから1万丁程度が小倉/名古屋工廠にて生産されました。 それ以前の九七式狙撃銃では、6.5mmの実包と2.5倍の光学照準を使用していましたが、九九式短狙撃銃ではより強力な7.7mm実包と4倍の狙撃眼鏡も使用されるようになりました。狙撃眼鏡は3種類の物が使用され、出荷前に造兵廠にてゼロイン調整が行われました。狙撃眼鏡の生産は東京第一陸軍工廠を始め多くの民間企業が参加していました。
九九式短狙撃銃は九九式短小銃の生産途中において銃身や機関部などの精度が高い物を選び出し、それに狙撃眼鏡台座を付し、さらに槓桿(ボルト・ハンドル)を光学照準器に干渉するのを防ぐため、30mmほど長く延長し約35度の角度に折り曲げ射撃調整を行い生産されました。狙撃眼鏡台座は、2.5倍用と4倍用で若干形状が異なり、生産時期によってこれらが混在して取り付けられています。
狙撃銃は一般の歩兵中隊内の選抜射手によって使用され、九九式短狙撃銃は7.7mm弾(九九式普通実包)を運用している装備部隊に、九七式狙撃銃は6.5mm弾(三八式実包)装備部隊に配備されました。
その他バリエーションとして九九式狙撃銃(長小銃型)が存在しますが、主力小銃としても狙撃銃としても量産された物の大半は短小銃型であり、ほとんどは短小銃で長小銃は生産数が極少数と限られています。

【本個体の説明】
本品のシリアルNo.1844で名古屋工廠製です。 通常の小銃では機関部左側面にシリアルが打刻されていますが、九九式短狙撃銃ではその位置に狙撃眼鏡用の台座が配置されているため上部クリップ・ガイド手前に打刻されています。 菊の御紋章は上下の輪郭残っていますが、中心部が。その手前の九九式の刻印は削られるこ削られその上で再仕上げされています。九九式の刻印及びガス抜き穴は綺麗に残っています。
下帯(センター・バンド)は一脚の基部ごと省略されたもので、さく杖は短寸螺子込式仕様で、照尺(リア・サイト)に高射表尺が付いた仕様です。
金属部は錆や朽込等はみられませんが、全体的に再仕上げをしたような印象を受け、箇所によっては表面が一度磨かれやや丸みを帯びている印象を所々受けます。
木部もやや磨きがかかっており、そのため打ち傷や擦れといった小傷はありますが全体的には少ない印象です。磨きがかけられていますが、再仕上げ等は行われていないため、艶はなく色合いはやや薄いものの仕様が中期に近い為違和感はそれほど感じられません。旧軍独特の床尾の継ぎ目は名古屋製に多く見られる床尾板上がりで、継ぎ目は左側は隙間はありませんが、右側がやや隙間がみられるものの十分許容範囲です。床尾下部には名古屋工廠の「名」と名古屋工廠千種製造所検査刻印の「チ」の検査刻印がやや薄くなっていはいますが確認できます。前床前部上帯前(フロント・バンド前)に木部が一部ひび割れ(ささくれ)ており、現状ですと大丈夫ですが、保管の際に注意が必要です。
狙撃眼鏡は4倍の富士写真光機(株)(現富士フィルム)製シリアルNo.11139で、銃本体への取付はスムーズで、しっかりと固定されます。工学照準器本体は黒の焼付け塗装仕上げで、塗膜の大分部分はしっかりと残っておりオリジナル度が高いです。視界には細かな塵が散見されますが、視界自体はクリアで特徴的なレティクルもはっきりと視認することができます。
ボルトの先端部分を切除し、ボルト・ハンドルを閉じた状態で固定した新加工品です。
東京店在庫品(AM)

三十年式銃剣も同時に入荷しております。 今回入荷した銃と同時にお買い上げのお客様には、対象の三十年式銃剣を特別価格\18,000(税別)にて販売致します。 尚、銃剣単品でご購入の場合は、\25,000(税別)での販売となります。
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【その他の情報】
無可動実銃には文章では表現の難しい傷がある場合があります。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像(Detail-Photos)を十分ご確認頂いた上でご注文下さい

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