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MP40 短機関銃 (#955A/955A, bnz 44)  
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価格(税込)
 SOLD OUT
商品番号
 【6868】
英  名
 MP40 Sub Machinegun
種  類
 短機関銃、無可動実銃買取品 2019年 秋、大阪店在庫品
国  名
 ドイツ
時  代
 第一次大戦〜第二次大戦
全  長
 838mm(627mm)(実測)
口  径
 9mm×19
装 弾 数
 32発
在 庫 数
 SOLD OUT
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【MP40 短機関銃について】
MP40短機関銃は第二次世界大戦中にドイツ軍が使用したMP38短機関銃の改良型です。
MP38ではレシーバーを無垢の鉄材からの削り出しで製作していた他、グリップ・フレームが鋳造アルミ合金製でしたが、MP40では生産性を向上させるためにレシーバー及びグリップ・フレームに鋼板プレス加工を採用しました。 これにより製造工程が簡略化された他、ドイツ国内で調達が難しかったアルミニウムの節約にも繋がりました。 また、MP38ではマガジンに弾薬を装填した状態で銃を後部から落下させた際に、ボルトが前進位置から跳ね上がって暴発する危険性がありましたが、1940年後半にドイツの銃器設計者ヒューゴ・シュマイザーによってコッキング・ハンドルを内側に押し込む事によりボルトを閉鎖位置で固定するフォワード・ロック・セーフティが開発されました。 このセーフティ機能を備えた新たな2ピース型のコッキング・ハンドルは、1942年半ば以降に製造されたMP40から本格的に装備されるようになりました。
1940年から1944年にかけて、MP40はエルマ社、ステアー社、ハーネル社で製造されましたが、その生産期間を通じて上述のコッキング・ハンドルを含めて改良が続けられ、大きく分けて5つのバリエーションが存在します。
1940年頃にエルマ社及びステアー社で製造された初期型のMP40では、マガジン・ハウジングの表面が平坦でリブのない形状となっており、MP38のような円形の穴も開けられていない点が特徴となっています。 また、初期型では製造時にボルト・セーフティ機能の無いフック型のコッキング・ハンドルが取り付けられていました。 初期型のバレル・ナットの形状は六角型で、バレル・レストの材質は樹脂製となっており、グリップ・フレームは二分割でプレス成型したものを溶接で組み合わせて製造されています。 尚、初期型のMP40では金属製のマズル・プロテクター用の突起が付いている他、マズル・リングも中央に溝のない初期のタイプが取り付けられた個体も見られます。 また、1940〜1941年頃に製造された初期のMP40用マガジンについても、マガジン側面にリブの無いタイプが用意されました。 尚、初期型MP40の特徴であるフック型のコッキング・ハンドルについては、1942年7月に既に部隊に配備されている個体も含めてボルト・セーフティ付の物に改修するよう陸軍総司令部から指示が出ましたが、実際には修理や定期的なメンテナンスのため野戦修理廠等にMP40が戻ってきた場合にのみこのような改修が行われていた為、新型のコッキング・ハンドルへの更新は非常に時間がかかりました。
MP40のバリエーションの内、1941〜1942年頃にエルマ社、ステアー社、ハーネル社で製造されたタイプは、マガジン・ハウジングの両側面に5本の強化リブが追加されているのが特徴で、これ以降に製造されたタイプでは全てマガジン・ハウジング表面にリブが追加されるようになりました。 グリップ・フレームは初期型と同様に二分割でプレス成型したものを溶接で組み合わせて製造されています。コッキング・ハンドルについては、1942年6月以降フォワード・ロック・セーフティ機能を備えたタイプの生産が本格的に開始された為、セーフティ機能付きのコッキング・ハンドルが付いた個体と初期型のフック型コッキング・ハンドルが付いた個体の両方が存在します。
1943年頃にエルマ社で製造された第3のバリエーションではコッキング・ハンドルがボルト・セーフティ機能付の2ピース型のみとなり、これ以降に製造されたMP40でも全てこの2ピース型が装備されるようになりました。 このバリエーションではバレル・ナットのレンチを組み合わせる平面部分が2箇所のみのタイプが取り付けられており、バレル・レストもプレス製となっているのが特徴です。 マガジン・ハウジングは両面に5本の強化リブが付いたタイプで、グリップ・フレームは二分割でプレス成型したものを溶接で組み合わせて製造されています。 同じく1943年頃にステアー社で製造されたMP40では、グリップ・フレームがプレス製の一体製造に変更され、トリガー・ガードも従来型と比べてより厚みのある形状となったのが特徴です。 このタイプでは樹脂製のバレル・レストが装備されています。
1943〜1944年頃にステアー社で製造されたMP40短機関銃の最終型では、レシーバー・エンド・キャップとロア・レシーバーをプレスにより一体成型しているのが特徴です。 このタイプでは、プレスにより鋼板を折り込む方法でロア・レシーバー全体を成形しており、エンド・キャップ上面からロア・レシーバーの外縁部にかけて補強板のように見える板状の継ぎ目が見られます。 バレル・レストは1943年にエルマ社で製造されたタイプと同様にプレス製となっています。
このように初期型と後期型のMP40は構造的にほぼ別物の銃と言える程の改良が行われており、生産性を高めつつ現場の意見も反映して機能性や耐久性を向上させる努力が続けられた事が窺えます。(KK Updated)

【本個体の説明】
本品は1943年以降にオーストリアのシュタイアー・ダイムラー・プフ社で製造されたMP40短機関銃の最終型で、レシーバー・エンド・キャップとロア・レシーバーがプレスにより一体成型されたタイプです。 本モデルは弊社の経験から国内に存在するMP40短機関銃の総数の5%にも満たないと思われます。 本品のレシーバー・エンド・キャップ上面には「MP40」のモデル名の他、シュタイアー・ダイムラー・プフ社で1944年に製造された事を示す「bnz.44」のメーカー・コードが入っています。 アッパー・レシーバーとロア・レシーバーのシリアルNo.は955Aでマッチしています。 マガジン・ハウジングは強化リブの入ったタイプで、バレル・ナットは六角型のタイプが装備されています。 また、マズル・リングは後期型の中央に溝のあるH型タイプ、バレル・レストはベークライト製の物が付いています。 本品は全体に適度な使用感が見られ、目立った破損や欠損等は見受けられず比較的しっかりとした状態が保たれています。 レシーバー以外のシリアルNo.は、銃身が5702、フロント・サイト・ベース及びバレル・ナットが702、ボルトが6763hとなっていますが、末期の生産品ですので、既存部品を組み上げていた可能性も考慮すればそれほど気になりません。 その他、各部にアムト刻印が複数見られます。
本品のレシーバーやフォールディング・ストックといった金属部は全体に小傷や擦れが見受けられるものの、目立った凹みや変形は見られず、適度な使用感の付いた良い雰囲気となっています。 フロント・サイト・ベースやバレル・ナット周辺は仕上げが薄くなり金属の地肌が表れている部分が見られる他、銃身表面に若干の表面錆が見受けられますが、現状大きな朽ち込み等は見られません。 ストックは展開時及び収納時にやや上下に遊びが見られますが、ロック自体はしっかりと掛かっています。 ベークライト製のハンドガードについてもやや小傷や擦れは見られるものの、目立った破損等は見られませず、比較的良好な状態が保たれています。 樹脂製のグリップ・パネルについても、若干の打ち傷や僅かな摩耗の他は目立った破損等は見受けられず、取り付けについてもガタつきもなくしっかりとしています。 付属のマガジンには「M.P.38 u 40」の刻印の他、シュタイアー社製を示す「Kur 43」の刻印やアムト刻印が確認できます。 マガジンは全体にやや使用感が見受けられ、全体に経年による褪色や擦れ、一部に若干の凹みが見受けられるものの、銃本体への取り付けは問題なく行う事が可能です。 マガジンは取り付け時にやや前後にガタつきが見られますが、ロック自体はしっかりと掛かっており、外れてしまう事はありません。 マガジン・スプリングは入っています。 リア・サイトの切り替えや折り畳みストックの展開・収納については問題なく行う事が可能です。 尚、画像ではバレル・ナット後方のスリング金具の向きが本体左側となっていますが、現状では右側へと移されています。
アッパーとロア・レシーバーのシリアルNo.がマッチした旧加工のMP40としてはお値打ち価格に設定しています。 また、最終型レシーバーのMP40は国内への入荷数も少なく珍しい品です。 本品の価格には最終型としてのプレミア価値は反映していませんので、MP40のバリエーションを集めておられる方に是非お薦めいたします。
トリガーテンションの有る、ボルトが開いた状態で固定された旧加工品です。 (KK)

【その他の情報】
無可動実銃には文章では表現の難しい傷がある場合がございます。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。

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