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三八式歩兵銃 初期型 (小石川製、#962645) |
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価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【6477】 |
英 名
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Type 38 Infantry Rifle, Early Production |
種 類
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ボルト・アクション、無可動実銃買取品 2019年 春 |
国 名
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日本 |
時 代
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第一次大戦〜第二次大戦 |
全 長
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1,276mm |
口 径
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6,5mm (6,5mm x 50弾) |
装 弾
数
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5発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【三八式歩兵銃 初期型について】
三八式歩兵銃は日露戦争後の 1905年(明治38年、皇紀2565年)に日本陸軍が制式採用した小銃です。
三十五年式海軍銃と三十年式をベースにして、主任設計には南部麒次郎大尉が担当しました(海外ではアリサカ・ライフルと呼称されることが多いのは、原型となった三十年式歩兵銃の開発者が有坂成章陸軍砲兵大佐であるため)。機構的には殆ど完成されていた三十年式小銃でしたが、中国大陸での厳しい自然環境の中でいくつかの欠点が見つかり、三十五年式海軍銃の特徴 (遊底覆など)も取り入れて、明治38年に改良型が制式となりました。 部隊配備は日露戦争終戦後の1908年から始められ、約2年ほどで三十年式歩兵銃からの更新を完了されました。 初の実戦投入は第一次世界大戦(青島の戦いなど)で以来日本軍の主力小銃となり日本の小銃の代名詞ともなり九九式小銃と共に終戦まで使用されました。 6,5mm弾は威力的に力不足でしたが、機能的には信頼性が高く前線兵士の間でも好評だったようです。
戦前にはイギリス、フィンランド、メキシコ等、数ヵ国にわたり輸出されました。 また中国で武装解除された部隊が使用した相当数の旧日本軍小火器は、戦後中国軍によって使用され旧軍の小銃を元にした小銃が現地でも製造されました。
三八式歩兵銃は1942年(昭和17年)まで国内工廠にて生産され、その後も国外工廠の奉天工廠(南満陸軍造兵廠)では1944年まで生産されました。国産銃としては最多の約340万挺が生産されました(九九式短小銃は約250万挺)。 また、バリエーションとして三八式騎兵銃、三八式短小銃、四四式騎兵銃、九七式狙撃銃、三八式改狙撃銃があります。 初期型は主東京砲兵工廠で生産された品で軍用銃としては非常に綺麗な仕上がりをしていますが、多くの初期型は教練用などに払い下げがおこなわれ、程度の良いは非常に希少となっています。弊社での初期型定義は照星にガードがなく、床尾板がプレート型の東京砲兵工廠を初期型としております。
その他の三八式歩兵銃の特色や、弊社での分類を説明したブログがございますので、詳しくはこちらをご覧下さい。
【本個体の説明】
本品は三八式歩兵銃初期型の東京砲兵工廠 (小石川) 製です。東京砲兵工廠では1923年(大正12年)の関東大震災により甚大な被害を受け、一部機能を残しその役目を小倉工廠に移すまで生産されました。非常に丁寧な仕上がりで、検査刻印が多数打刻されているのが特徴的です。
機関部左側面にはシリアルNo.962645の他、東京砲兵工廠小石川小銃製作所の四つ輪刻印が打刻されています。 機関部上面の菊花紋章が薄く削られており輪郭は残っているもののかなり薄くなっております。「三八式」の刻印ははっきりと残っています。 薬室左側面には直径約4mmの円の中に三角のマークのある優良刻印及び「S」の刻印が入っています。 照星はサイト・ガードのない初期タイプとなっている他、照門もVノッチ型の初期タイプで動作も問題ありません。安全子についても突起の大きい初期タイプの物が取り付けられています。安全子は押し込んで回転させてロックを掛けることが可能ですがテンションがかなり弱いです。銃床の床尾板についても一枚板のフラット型となっており、全体に典型的な初期型の仕様で統一されています。
本品は使用感が見られ、金属部は時代錆や小傷が全体に渡って満遍なく見られます。一部にオリジナルの仕上げが残っておりますが退色が進んでおり、機関部等は仕上げが落ちが見られます。銃身下部に戦後打刻されたモデル名と口径の刻印がございます。上/下帯、用心金や弾倉底板などのトリガー・グループなども機関部と同じく退色等が見られますが目立った朽ち込み等は見られません。さく杖止に朽ち込痕が見られますが十分な強度を保っています。白磨きの金属部も抽筒子(エキストラクター)を除き、黒錆が表れていますが、本体との雰囲気と合っています。木製の銃床や木被は機関部同様使用感がありスレや打ち傷などが多数見受けられます。床尾下部には下支え金付近から床尾負革止にかけてヒビがあり、ピンで補強されています。その他にも多数の打ち傷がございますので詳しくは詳細画像をご確認ください。しかし、現状ではしっかりとした強度は保たれています。旧軍小銃の特徴である床尾の合わせ目に隙間が見られるものの、ガタは無く前期の特徴でもあるプレート型床尾板もしっかりと固定されています。さく杖が付属します。トリガーテンションのある、ボルトが閉じた状態で固定された旧加工品です。
東京店在庫店(AM)
三十年式銃剣も入荷しております。 本銃と同時にお買い上げのお客様には、対象の三十年式銃剣を特別価格\18,000(税別)にて販売致します。 尚、銃剣単品でご購入の場合は、\25,000(税別)での販売となります。
対象となります三十年式銃剣はこちら
【その他の情報】
無可動実銃には文章では表現の難しい傷がある場合があります。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認頂いた上でご注文下さい。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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