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ベレッタ M1938/42 短機関銃 I型 (#C644)  
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価格(税込)
 SOLD OUT
商品番号
 【6044】
英  名
 Beretta M1938/42 Sub Machinegun, Type I
種  類
 短機関銃、無可動実銃新入荷品 2018年12月
国  名
 イタリア
時  代
 第一次大戦〜第二次大戦
全  長
 mm
口  径
 9mm×19
装 弾 数
 10/20/40発
在 庫 数
 SOLD OUT
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【ベレッタ M1938/42短機関銃 I型 について】
ベレッタM1938短機関銃は1938年にイタリア軍制式となった短機関銃で、2本の引き金によってセミ/フル・オートマチック射撃の切り替えが出来るユニークなシステムの設計となっています。 また軽量、堅牢、精度の3つの要求に応えて設計された品質の良い短機関銃でしたが、一方で削り出し加工でコストが高く、大量生産には向かない側面もありました。
この為、バレル・ジャケット及びバヨネット・ラグを廃し、ハンドガードを短縮、プレス加工の導入等を行った改良型のベレッタM1938/42短機関銃が開発されました。 ベレッタM1938/42短機関銃では機関部には殆ど変化が無いにも関わらず、その外観は別物のような印象となっており、放熱用の長いフルートが銃身表面の軸方面に入っているのが最大の特徴となっています。 その後、ベレッタM1938/42 短機関銃の更なる省略型であるベレッタ M1938/44短機関銃が開発され、銃身のフルートの省略によりバレルは普通のラウンド・バレルに変更されました。
これらのベレッタM1938短機関銃シリーズはイタリアの他にも、ルーマニアやイタリア降伏後に武装解除を行った駐留ドイツ軍など枢軸国で使用されました。
さらに戦後にはModello 1と改称されながら再生産された他、Modello 2からModello 5までの更なる改良型も製造されました。 結果的に、1970年代にベレッタM12短機関銃が採用されるまで使用され続けた息の長い短機関銃でもあります。

【本個体の説明】
本個体は非常に珍しい表面にフルート (溝) の彫られたヘビー・バレルが装着された、I型 (I tipo) と呼ばれるM1938/42短機関銃の初期生産モデルです。 その後改良されたフルート付のテーパーがかかった細い銃身のタイプ (II型、II tipo) も開発されましたが、本品は雰囲気がやはり異なり、よりずっしりとした印象を受けます。 また、リア・サイトについても、フリップ・タイプのII型とは異なり、I型ではタンジェント・サイトが装備されています。
刻印は通常のM1938/42と異なり、M1938Aと同じく一行目に「MOSCHETTO-AUT-MOD.38A-CAL.9-BREVETN828-428」、二行目に「P.BERETTA-GARDONEV.T.-ITALIA-1943-XXI」の表記が見られます。 これは基本的に機関部の構造が同じであり、多くの部品が互換性のあるM1938Aのレシーバーを流用して製作された初期段階の品である為だと思われます。 その他に薬室部に「6'」及び「CAL9」の口径表示が入っています。 リア・サイトについてもM1938Aと同型のラダー・サイトが装着され、目盛の表示もしっかりと残っており、調整操作も問題なく行う事が可能です。
状態としてはやや使用感が見受けられ、ブルー仕上げの退色による地金の露出の他、若干の表面錆跡や小傷が散見されますが、各部のガタつきも殆ど見られず、目立った欠損もありません。 木部の状態も機関部同様にやや使用感があり、小傷などが見られますが、ヒビ等による欠損等も無く、イタリア製の銃らしい落ち着いた色を残しており、使い込まれた銃としての良い保存状態と言えます。 傷みやすいバット・プレートについてもやや表面錆は見受けられるものの、大きな破損や変形等は見られず、しっかりとした状態が保たれています。
総じて、やや使用感と時代感は見られるものの、目立った欠点の無い、金属部と木部のバランスの取れた品です。 オリジナルの30連マガジンが付属します。 マガジン着脱はスムーズで、カバー動作も含め問題ありません。 ボルトが開いた状態で固定された新加工品です。 東京店在庫品 (AM)(KK)

【その他の情報】
無可動実銃には文章では表現の難しい傷がある場合がございます。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像を十分ご確認頂いた上でご注文下さい。

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