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4.5 cm PaK 184(r) 対戦車砲 (#2243)  
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価格(税込)
 SOLD OUT
商品番号
 【6039】
英  名
 4.5 cm PaK 184(r) Anti-tank Gun
種  類
 機関砲/大砲、一品物、ガゼット Vol. 17、長野倉庫在庫品
国  名
 ドイツ / ロシア&ソ連
時  代
 第一次大戦〜第二次大戦
全  長
 4,000mm
口  径
 45mm
装 弾 数
 単発
在 庫 数
 SOLD OUT
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【4.5 cm PaK 184(r) 対戦車砲について】
4.5 cm PaK 184(r) 対戦車砲は、ドイツ軍がソ連軍から鹵獲したM1932 45mm対戦車砲19-K (以下19-K) に自軍の鹵獲兵器名称を付けた物で、(r) はロシアを示すドイツ語の頭文字です。 19-Kの赤軍における制式名は「45-мм противотанковая пушка образца 1932 года (19-К)」です。
19-Kはモスクワの現コロリョフ市にあった第8大砲工場のV. M.Bering技師の主導により開発され、1932年に労農赤軍制式となった対戦車砲で、外観は有名なドイツ軍の3.7cm Pak36に極似しています。 1920年代後半にドイツのラインメタル社では3.7cm対戦車砲 (後のPak36) の開発を行っていましたが、ヴェルサイユ条約によって火砲の製造を禁止されていた為、ソ連で対戦車砲の試験を行いました。 その関係でソ連でもドイツ軍用3.7cm対戦車砲の完全なコピーである37mm口径のM1930 (1-K) 対戦車砲がライセンス生産される事となりました。 19-K対戦車砲は、1-K対戦車砲の砲身を1932年3月に開発された45mmの物へと独自にスケールアップしたモデルで、そのような意味からもソ連で最初に開発された対戦車砲となりました。 45mmという口径が選択された理由の一つとして、当時ソ連にフランス製の47mm砲弾の余剰在庫が大量にあり、その弾帯 (ドライビング・バンド) を削り落とす事によって45mm砲への流用が可能であった為であると言われています。 しかしながら、19-Kは機動性に欠けた他、信頼性の低さなど設計上の欠陥が見つかり、1933年8月には開発者のBering技師がサボタージュの罪で逮捕される事となりました。 その後Bering技師は工場内に設けられた"特別部門"で自身の設計した19-Kや20-K等の砲の再設計を命じられ、19-K (M1932) の改良型として半自動垂直鎖栓式のM1934対戦車砲が開発されました。
19-K M1932及びM1934対戦車砲は1937年に45mm M1937対戦車砲 (53-K) が採用されると旧式化しましたが、第二次世界大戦初期 (1941年からの大祖国戦争) の戦いで使用されました。 初戦のドイツ軍の圧倒的な勝利で多くの19-Kがドイツ軍によって鹵獲され、4.5 cm PaK 184(r) 対戦車砲の名称で今度は製造国であるソ連軍に対して使用されました。 4.5cm砲弾はドイツ軍のものがそのまま使用出来たので砲弾の供給に問題はなく、旧式になったものの補助兵器として軽装甲車両に対して戦果をあげました。 兵器不足に悩むドイツ軍にとっては弾薬や操作方法が自軍の兵器と同じであった為、運用面でも鹵獲兵器としては効率の高い役割を果たしました。 19-Kの車輪は初期のものは木製で、1934年から鋼鉄製スポーク付きの空気圧ゴム・タイヤ、1936年からはスポンジ・ゴム充填タイヤが使用されましたが、重量もそれに伴い増加する事となりました。 本品はドイツ軍に鹵獲されてから、19-Kの物よりも丈夫なドイツ軍用の車輪へと換装されたモデルです。 全体的にドイツ軍が使用したフィールド・グレー塗装が施されており、車輪もドイツ軍用ですので一見ドイツ軍の対戦車砲に見えます。
19-K対戦車砲は、距離500mから43mmの装甲を貫徹できるとされていました。 しかしながら大戦初期のドイツ軍主力戦車であるIII号戦車やIV号戦車の正面装甲は50〜57mmあった為、300m以下の近距離でなければ撃ち抜けず、専ら軽戦車や装甲車などの軽装甲車両を目標としていました。 1939年に勃発したノモンハンの戦いでは装甲の薄い日本軍戦車に対しては有効であった為、多くの19-Kが投入されました。 ノモンハン事件後も相当数の19-Kが終戦まで満蒙国境に配備されていました。
19-K対戦車砲のバリエーションとして、戦車搭載型の20-K 45mm M1932戦車砲も生産されました。 BT戦車は旧式のモデルでは車長が砲手と装填手を兼ねていましたが、2名用の大型砲塔付の新型へと改良される際に20-K戦車砲が搭載されました。 また、イギリス製のヴィッカース6t戦車を国産化したT-26軽戦車にも20-K戦車砲が搭載された為、BTとT-26ではどちらの戦車にも20-Kが使用できるように同型の砲塔になりました。 1938年には20-K M1932戦車砲の撃発機構を電気式に変更し、照準器にジャイロ・スタビライザーを追加した改良型のM1938が開発されました。 その後、1941年から42年にかけて、ドイツ軍の侵攻による対戦車砲の不足から、余剰となったM1938戦車砲の砲身をボックス・トレイル式の砲架に搭載した物が製造されましたが、これは鹵獲したドイツ軍によって4.5 cm PaK 184/6(r)の鹵獲兵器名称が付けられました。
19-Kは1932年から1937年までの間に約8,000門が生産されましたが、多くが東部戦線で消耗しました。 戦後残った砲の一部は東ヨーロッパ諸国で極僅か使用されましたが、その多くが処分されて現存が確認されているのは殆どが東側の博物館です。 (MM)(KK)

【本個体の説明】
本品はベルギーの個人博物館にあった品を、弊社のオランダ人パートナーが見つけて輸入した品です。 博物館が保有していた当時から、ソ連軍用塗装の上にドイツ軍のフィールド・グレー塗装が施されており、塗装は当時のオリジナルの状態と思われます。 無可動加工のために砲身は砲尾と一体になっていますが、砲架からの取り外しは可能です。 取り外しには力のある男性二名は必ず必要で、一般的な男性の場合三名であれば砲身を銃架から外す事が可能です。 防弾板3カ所は当時と同じように折り畳みが可能です。 脚2本及び車輪も銃架から外す事が可能で、車輪軸だけの状態に出来ますが、車輪軸はかなりの重量があります。 これらの取り外しは一名でも可能ですが、二名の方が安全です。 ドイツ軍が武装解除の際に取り外したためか、引き金に相当する部分及び尾栓の操作レバーが欠損していますが、元のオーナーの話では戦後連合軍が捕獲した当時から外されていたとの事です。 砲身や撃発機構には無可動加工が施されていますが、砲架の動きは完全です。 オリジナルの木箱に入った、ソ連軍が19-K用に使用したソ連製光学照準器 (極美品) が付属しています。 尚、照準にはフィンランド軍で使用された事を示す「SA」の刻印が入っています。
普通自動車用の車庫に十分入るサイズです。 脚を閉じた状態での脚先端から砲身先端までの全長は400cm、砲尾を含めた砲身長は209cm、防弾板の横幅は91cm、地面から防弾板を立てた状態での全高は121cm、車輪を含む全幅は159cm、重量は約600kgです。 車輪が付いているため、舗装された平坦な場所であれば一名でも移動は可能です。
日本国内にある、唯一合法的に輸入されたソ連軍の対戦車砲です。 本品は輸送の関係でベルギーの旧加工が施された上で、最新の英国の無可動加工が加えられています。 当然ながらそれらに加えて日本の無可動加工も施されており、大きく特殊な品ですが合法的に輸入されています。 本品はソ連軍とドイツ軍の両軍で使用されたため、どちらの軍のコレクターにも興味を持っていただける、鹵獲兵器ならではの面白い品です。 欧米でも口径50mm以下の小型砲はコレクションに適しているため売り物が出る事は稀です。 近年、国際的な武器輸送関係の法律が変わった事により、このような砲は航空便でしか輸送が出来なくなったため、コスト面からも将来的な入荷が難しい品となっています。 また、サイズ的な制約からも、このような大型の砲は弊社としても基本的に輸入を行わないので、今後も国内唯一の品であり続ける可能性が高い品です。 (MM)

【その他の情報】

無可動実銃には文章では表現の難しい傷がある場合がございます。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認頂いた上でご注文下さい。
尚、本品は弊社長野倉庫在庫品でございますので、商品の細部に関するご質問や現物のご確認に関しましては、迅速なご対応を致しかねます。 何卒ご了承の程お願い致します。 また、本商品はサイズや重量の関係上、弊社東京上野本店や大阪店にて現物をご確認いただく事が出来ない商品となっております。 本商品をご購入検討のお客様には、現物のご確認ならびに配送方法について別途ご相談をさせていただきます。


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