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シャスポー Mle1866 歩兵銃 (極初期生産品将校用私物、#無)* |
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価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【5807】 |
英 名
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Private Purchase Chassepot Mle1866 Rifle for Officer |
種 類
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古式銃(無可動) 、単発、ボルト・アクション |
国 名
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フランス |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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1,310mm |
口 径
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13mm |
装 弾
数
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単発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【シャスポー M1866 歩兵銃について】
1841年に帝政ドイツ(プロイセン)が世界初のニードル・ファイア式ボルト・アクション・ライフルであるドライゼ ライフルを開発して世界中を驚かしました。 1862年型のドライゼ・ライフルは完成度が高く、特にライバル国フランスが、その新型小銃に脅威を感じていました。 その後、フランスはドライゼの機構にアレンジを加えてAntoine Alphonse Chassepot (1833–1905)が発明したガス漏れ防止用機構を取り入れて、1864年にシャスポー ライフルが開発されました。 1866年にはシャスポー M1866 歩兵銃としてフランス軍の正式小銃となりました。 フランスのサンティエーヌ造兵廠などフランス国内で100万丁以上製造されたフランスを代表する画期的な小銃でした。 またイギリス、オーストリア、ベルギーなどでもライセンス生産されました。 1870〜71年の普仏戦争では戦略上の理由でプロシア軍に大敗を期してしまいましたが、シャスポー ライフルの活躍は目を見張るものがありました。 幕末期の慶應二年にナポレオン三世から徳川幕府に対し2,000丁のシャスポー ライフルが贈られました。 その後徳川幕府は追加で更に2,000丁を注文したと言われています。 日本ではニードル・ファイア式は火針式と呼ばれました。 弾薬は紙巻の特殊弾薬で、紙製の薬莢は発射時に燃え尽きてしまい排莢する必要はありませんでした。
一見単発センター・ファイアのボルト・アクション・ライフルに似ていますが、ボルトはボルト・ヘッド、ゴム製の塞環、針のような撃針、撃針バネで構成されています。 ドライゼよりもはるかに近代的なボルト・アクションに近いシステムになっています。 ドライゼ・ライフルはガス漏れを抑えるために前装銃よりも弱装の弾薬を使用しており、射程距離が短い欠点を持っていました。 シャスポー ライフルは発射時の圧力でボルト・ヘッドが後方に押されゴム製の塞環(リング)が押しつぶされて膨張することによって薬室内壁に密着する構造になっていました。 それで発射ガスの吹き戻しを防ぐことができ射手の手や顔を守りました。 火薬と一緒に紙製の薬莢が燃え尽きてボルト・ヘッドにかかる圧力が低下すると、ゴム製の塞環(リング)は元に戻って密着は解かれて、ボルトを引いて次弾の装填が出来ました。このように膨張と伸縮を繰り返すゴム製の塞環(リング)は消耗品で、兵士は予備のリング数個と折れやすい針状の撃針を携帯しました。 (MM)
【本個体の説明】
本品はシャスポー 小銃がフランスに採用された年(1866年/67)に生産された極初期型です。 ストックは特別仕様で虎柄の木目模様が美しい将校等が使用した私物品です。 将校用は銃身の着剣用突起が除かれており、ストック金具も全体的に装飾が施されています。 本品の銃身、機関部共に当時生産された状態と同じ白磨き(ブルー仕上げしていない状態)仕上げで、極僅かに時代感があるものの非常に程度の良い美しい品です。
銃身後部上方(リア・サイトの後ろ)に本品を私物用にカスタマイズしたガンスミスの名前と思われる「CHIOTIN」の刻印が入っています。
本品の銃身、機関部、ボルトは完全な初期生産型です。 1型の特徴であるコッキング・ピース後部の大きな切れ込みとコッキング・ハンドルにチェッカーリングがあります。 官給品よりアップグレードされた点はトリガー・ガード後部に指掛けが付いて、トリガー・ガード基部が延長されて装飾的になりました。 ストックの材質も官給品とは異なり全体的に非常に美しい高級な虎柄模様で傷の殆ど無い素晴らしい品です。 バット・ストック(バット・プレート)の形状も官給品とは大きく異なり肩にフィットしやすいようにバット・プレートが僅かにカーブしています。 バット・ストックのスリング・スイベルの位置も官給品とは異なります。 木部と金属部との隙間も殆ど無く、ガタつきは全くといっていいほどありません。 当然バンドも緩みなどなく、きっちり収まっています。 照尺(リア・サイト)も問題なく可動します。 将校用ですので銃身には着剣装置の突起がありません。オリジナルのトリガーテンションのある、ボルトが閉鎖した状態で溶接された旧加工品です。 鉄製さく杖(先端部分欠)付き。 非常に美しい装飾的な高級品ですがお値打ち価格に設定してあります。 同じ品が世界的に見ても二つとして無い希少品です。 大阪店在庫品 (MM)
【その他の情報】
無可動実銃には文章では表現の難しい傷がある場合がございます。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 またシャスポー 小銃については、歴史と構造の両側面について日本語では最高レベルの情報が下記ブログで紹介されています。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
シャスポー 小銃の詳しいブログはその1(ボルトの分解編)はこちら
シャスポー 小銃の詳しいブログはその2(初期型 vs.後期型)はこちら |
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