|
|
|
|
|
シャスポー Mle1866 歩兵銃 (#D34573) |
|
|
|
|
|
|
|
▲クリックで拡大画像をご覧いただけます。 Copyright© Chicago Regimentals Co. , Ltd. All Rights Reserved. |
価格(税込)
|
SOLD OUT |
商品番号
|
【5806】 |
英 名
|
Chassepot Mle1866 Infantry Rifle |
種 類
|
古式銃(無可動) 、ボルト・アクション、無可動実銃買取品 2018年 春 |
国 名
|
フランス |
時 代
|
第一次大戦前(〜1914) |
全 長
|
1,310mm |
口 径
|
13mm |
装 弾
数
|
単発 |
在 庫
数
|
SOLD OUT |
画像について
|
画像は現物とは異なります。 |
コメント
|
【シャスポー M1866 歩兵銃について】
1841年に帝政ドイツ(プロイセン)が世界初のニードル・ファイア式ボルト・アクション・ライフルであるドライゼ ライフルを開発して世界中を驚かしました。 1862年型のドライゼ・ライフルは完成度が高く、特にライバル国フランスが、その新型小銃に脅威を感じていました。 その後、フランスはドライゼの機構にアレンジを加えてAntoine Alphonse Chassepot (1833–1905)が発明したガス漏れ防止用機構を取り入れて、1864年にシャスポー ライフルが開発されました。 1866年にはシャスポー M1866 歩兵銃としてフランス軍の正式小銃となりました。 フランスのサンティエーヌ造兵廠などフランス国内で100万丁以上製造されたフランスを代表する画期的な小銃でした。 またイギリス、オーストリア、ベルギーなどでもライセンス生産されました。 1870〜71年の普仏戦争では戦略上の理由でプロシア軍に大敗を期してしまいましたが、シャスポー ライフルの活躍は目を見張るものがありました。 幕末期の慶應二年にナポレオン三世から徳川幕府に対し2,000丁のシャスポー ライフルが贈られました。 その後徳川幕府は追加で更に2,000丁を注文したと言われています。 日本ではニードル・ファイア式は火針式と呼ばれました。 弾薬は紙巻の特殊弾薬で、紙製の薬莢は発射時に燃え尽きてしまい排莢する必要はありませんでした。
一見単発センター・ファイアのボルト・アクション・ライフルに似ていますが、ボルトはボルト・ヘッド、ゴム製の塞環、針のような撃針、撃針バネで構成されています。 ドライゼよりもはるかに近代的なボルト・アクションに近いシステムになっています。 ドライゼ・ライフルはガス漏れを抑えるために前装銃よりも弱装の弾薬を使用しており、射程距離が短い欠点を持っていました。 シャスポー ライフルは発射時の圧力でボルト・ヘッドが後方に押されゴム製の塞環(リング)が押しつぶされて膨張することによって薬室内壁に密着する構造になっていました。 それで発射ガスの吹き戻しを防ぐことができ射手の手や顔を守りました。 火薬と一緒に紙製の薬莢が燃え尽きてボルト・ヘッドにかかる圧力が低下すると、ゴム製の塞環(リング)は元に戻って密着は解かれて、ボルトを引いて次弾の装填が出来ました。このように膨張と伸縮を繰り返すゴム製の塞環(リング)は消耗品で、兵士は予備のリング数個と折れやすい針状の撃針を携帯しました。
【本個体の説明】
本品の銃身、機関部共に当時フランス軍が使用していた状態のままに白磨き(ブルー仕上げしていない状態)仕上げで、相応の時代感があるものの比較的程度の良い品です。 木部も当時一度仕上げ直しはされてはいるものの、それなりの時代のついた美しい色合いとなっております。 また、木部と金属部との隙間も殆ど無くガタつきは全くといっていいほどありません。 当然バンドも緩みなどなく、きっちり収まっています。 照尺は適度に可動します。 オリジナルのさく杖も付属しています。 本品はM.1868の刻印からMutzig造兵廠で1868年に生産された品であることが判ります。 銃身の付け根に多数ある刻印はどれもハッキリと残っています。 機関部、銃身、ボルトのシリアル No.はマッチしています。 ストックのシリアル No.は残念ながらミス・マッチになっています。 機関部左側面には大きく「MANUFACTURE IMPERIALE Mutzig Mle 1866(Mutzig王立造兵廠製Mle1866)」と第二帝政時代にMutzig造兵廠で生産された事を示す刻印が入っています。 Mutzig造兵廠製は生産数が少なく非常に珍しい品です。 ストックには第三共和政時代に生産された事を示すMA刻印と18xx年11月製(左側面)の丸型の刻印が鮮明に入っていますが、年号の下2桁が判読不明です。 ストック右側にも同じような中央にM刻印の入った大きな丸型の刻印が入っていますが判読困難です。1868年製は2型(2ème Modèle)の最初期生産モデルで1型からの初期生産品の特徴であるコッキング・ピース後部に大きな切れ込みがあります。トリガーテンションのある、ボルトが閉鎖した状態で溶接された旧加工品です。 鉄製さく杖付き。 ストックがミス・マッチしているだけで他に特に問題のない品ですがお値打ち価格に設定してあります。 東京店在庫品。(MM)
【その他の情報】
無可動実銃には文章では表現の難しい傷がある場合があります。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像(Detail-Photos)を十分ご確認頂いた上でご注文下さい。
詳細画像はこちら
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
| |