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二十二年式村田歩兵銃 (#77193)  
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価格(税込)
 SOLD OUT
商品番号
 【5538】
英  名
 Murata Type 22 Infantry Rifle
種  類
 ボルト・アクション、無可動実銃買取品 2017年 夏
国  名
 日本
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 (実測)
口  径
 8mm x 53R
装 弾 数
 8発
在 庫 数
 SOLD OUT
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【二十二年式村田歩兵銃 について】
明治22年(1889年)に制式となった日本初の国産連発銃です。正式名称は「明治二十二年制定 大日本帝國村田連發銃」となり、歩兵銃と共に騎兵銃も開発されました。その名の通り十三年式・十八年式村田銃を設計した村田少将(当時)により設計されました。他の村田銃同様、他国の最新型軍用銃を参考に設計されており、本銃は「Kropatscheck 歩兵銃」が元となっています。当時銃身と平行に並んだチューブ式の弾倉が一時的に流行ししましたが、一旦全弾を撃ち尽くすと、装填にかなりの時間を要し、機構が複雑になった事もあり、後に制式となった三十年式小銃にその座を譲りました。
兵器発達の過渡期に登場したため軍制式としては、極めて短命な8年という寿命に終わりました。日清戦争では十三年式、十八年式村田銃が、日露戦争では三十年式歩兵銃がそれぞれ主力小銃となったため、同銃が大規模な実戦で使用されたことはなく、台湾鎮定戦、北清事変で用いられた記録が残るのみで、三十年式配備後も後方部隊及び教練用銃として軍で保管された後に、当時の財閥や陸軍の中古兵器を取り扱った泰平組合などを通じて主に中国へ輸出されました。他の村田銃のように散弾銃化されて民間に出回ることも無く、現存数の極めて少ない品です。
前期型と後期型の2種類が存在し、それぞれフロント・バンドとコッキング・ハンドルの形状が異なります。又、シリアルNoからも見分けることが可能です(8万番までが前期)。(AM)

【本個体の説明】
本品はチューブ・エンドと一体型のフロント・バンドと、コッキング・ハンドルの形状から前期型であることがわかります。機関部左上部のシリアルNoは「77193」となっており、8万番以前ですので前期生産品として一致します。このシリアルNoはレシーバーと銃身、トリガー・グループ、ボトム・プレート部、着剣装置で一致しています。ボルトのみ「81195」となっています。シリアルNoに続き「大日本帝国村田連発銃」「東京砲兵工廠小銃製造所」と、機関部左上後部には「明治二十二年制定」と、更に薬室上部に完全な菊の御紋章と村田少将の花押(一種のサインのようなもの)、そして「廃銃」の刻印があります。この「廃銃」の刻印は現役を退いた二十二年式村田銃を教練等の目的で軍以外の管理下に移された際に打たれた刻印です。刻印の書体からもかなり古い時代に打たれたように思われます。三八式や三十年式に多く見られる御紋章に追刻印して「廃銃」の意味を示しているのに比べ遥かに、コレクター価値の高い処理と言えます。
状態としては全体的に使用感があり、表面仕上げの多くに経年による時代錆が有ります。外部から見える個所に目立った朽ち込みは無く落ち着いています。ストックとの接面には錆による朽ち込みが発生してしまっていますが、ストックにより隠れますので目立ちません。上記に記しているように、刻印等もはっきりと読むことが出来ます。
木部は金属部よりも小傷があるためより使用感を感じます。全体的に小傷、打ち傷が散見され、木部の色は全体にかなり黒く落ち着いた色合いとなっています。中でもレシーバー左側面「東京砲兵工廠小銃製造所」の刻印辺りが斜めに約7cm程欠けておりいます。反対側の右側面マガジン・カットオフ・レバー後方も約3cm程欠けがございます。また右手で射撃の際に握るグリップ部分に相当する所両面にヒビがあります。ストック下部は形は整っているものの、痩せています。この為、バット・プレート下部が2mm程出たかたちになっています。その他側面等はストックとバット・プレートの形状は合っており、しっかりとした印象です。又、バット・プレートに付いているさく杖収納用の蓋は可動し、クリック式のテンションも健在です。(さく杖は付属しておりません)文中では説明の難しい傷等も多数ございますので、下記の詳細画像を参考にしていただければと思います。
使用感はあるものの印象的なチェッカー・リングは残っており、二十二年式らしさは損なわれていません。ストック左側面にはは製造時の刻印が打たれていますが、読取るのは難しいです。その上から教練の際に押されたと思われる、焼印「北明○」等複数の刻印が確認出来ますが、どれも読取りは難しいです。またハンドガードはプロによる仕上げですが、代用品(新しく作った品ではなく同時代の別の銃のハンドガード改造した品)が取り付けられています。形状や造りはよくできており、色合いもよく指摘されないと判らないような仕事です。
銃そのものは非常にしっかりとした、ガタの全くないキッチリとした造りです。外部から見える部品に欠損はありませんが、チューブ弾倉の中身はございません。可動部であるリア・サイト の動きは完璧で各メモリでしっかりとロックされます。メモリもしっかりと残っています。マガジン・カットオフ・レバーも可動します。
使用感の強い個体となってはおりますが、製造から100年以上経ち、その経緯と歴史から考えれば十分な状態といえます。国産の小銃で希少価値も極めて高い逸品となっております。 国内に無可動実銃として輸入されている品は10挺以下(6-7挺位)の希少品でこれからも旧加工として輸入はされない限られた商品です。
トリガー・テンションのある、ボルトが閉まった状態で固定された、旧加工品です。
東京店在庫品。(AM)

【その他の情報】

本コメントは後日加筆/訂正がされるかも知れませんので、ご了承下さい。

無可動実銃には文章では表現の難しい傷がある場合があります。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像を十分ご確認頂いた上でご注文下さい。

詳細画像はこちら
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