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価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【5298】 |
英 名
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Austrian System Aydt Schuetzen Single Shot Target rifle |
種 類
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古式銃(無可動) 、単発、狙撃銃、一品物、無可動実銃買取品 2017年 秋 、ガゼット Vol. 15 |
国 名
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オーストリア / ドイツ |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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mm |
口 径
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8,15mm (8,15mm x 46R弾) |
装 弾
数
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単発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【システム・アイデ 精密射撃 ライフルについて】
ドイツSuhlのHaenel 社で開発されたSystem Ayde方式の精密射撃用ライフルです。 Haenel 社のCarl Wilhelm Ayde(1847-1923年)が1885年にパテントとったシステムです。 レシーバーに固定された銃身の根元下(薬室前方下部)に回転軸を持つフォーリングブロック閉鎖機構でドイツ語ではvertikalblockと呼びます。 ドイツ語でSchützenと呼ばれるこれらのライフルは英語ではShooters Rifleとなります。 本品はオーストリアのウィーンにあったJor. Walas社の製品で、19世紀末から20世紀初頭頃に製造された品と思われます。 Falling Blockと呼ばれるレシーバー下部にあるレバーを引くとブリーチ・ブロックが垂直に下がる後装式です。 このレバーはトリガー・ガードを兼ねており握る事の出来る特殊な形状からpistol grip trigger guardとも呼ばれています。 八角形のオクタゴン・ヘビー・バレルの口径は特殊な8,15mmで、1890年代に開発されたリムド・ボトルネックのセンターファイア8,15mm x 46弾を使用します。
Tyrolean buttstockと呼ばれるドイツ、オーストリア、スイスで使用されたドイツ語圏では典型的な大きなSchuetzen型バット・スットクにはチェッカーリングが施されており大きなチーク・レストとタンブ・レスト(親指掛け)が付いています。バット・プレートはシングル・ホックと呼ばれる下方の肩当て部分だけが大きく出ているスタイルです。ダブル・セット・トリガーがlower tangに付いており、(レシーバー下部にあるレバーを下方に引いてから)その後方にあるレバーを回すとセット・トリガーと一緒にlower tang一式が完全にワンタッチで外れます。 この部分を取り外すと工具を使わないでも内部部品が外れる構造になっています(無可動加工の為に撃発装置の一部は既に取り外されています) 。Schuetzen tang sighと呼ばれるブリーチの後ろ(upper tang)に付く精密射撃用の調節式大型(取外し式)ピーピング・サイトが付いています。(MM)
【本個体の説明】
国内では同じ品が二つとして無い非常に珍しく、質の高いSystem Ayde方式の超精密射撃用ライフルです。 バットストックは上質なウォルナット製のジャーマン・スタイル・バットと呼ばれるドイツ語圏独特のチークピースを兼ねた大型のものです。 バット・ストックの右側面前方にはバット・ストックと一体彫りで作られた滑り止めが付いたThumb rest (親指置き)がついています。 その部分の根元を含むバット・ストック下方部には緻密なチェッカーリングが入っています。 バット・プレートは湾曲したSchuzenスタイルになっており、バット・プレート下部には装飾のある蕨手(ワラビテ)になっています。 バット・ストック下方にはダブル・セット・トリガーが付いたローアー・タングが、その後部に付いたレバーを引き出すだけでワンタッチで取り外せます。 この部分にも緻密な彫刻が施されています。 トリガー・ガードを兼ねたpistol grip trigger guardは滑り止めを兼ねた大柄の魚子(ナナコ)仕上げ彫りとユリ系の植物をモチーフした深く質の高い彫り物が入っています。 レシーバーの全体(上下と両側面)ににも緻密な唐草模様の彫刻が入っており、両側面のリボン状のロールの中にはメーカー名の「J. WLAS, WIEN」と両面に入っています。 左側面にはエキストラクターが外部に出ており、この部品までにも彫刻が施されています。機関部上部はオクタゴン銃身とマッチした八角形になっており全ての面に唐草模様の彫刻が入っています。 銃身は美しいオリジナルのブルーが残ったオクタゴン・ヘビー・バレルで上面全体に素晴らしいチェッカーリングが入っています。 その一部にメーカー名の「JOH. WLAS. WIEN」と入っています。 ハンド・ガードはバット・ストックと同じ材質で色合いも合った上質なもので、こちらにも緻密なチェッカーリングが入っています。 右方向から左に抜くWedge(クサビ)によって固定されており、下部には装着の補助をするためにレバーが付いています。 フロント・サイトは直径1mm程の球形でそれに針のように細い軸で銃身に固定されており、その両側には彎曲したガードが付いています。 リア・サイトは取り外し式の非常に手の込んだ造りの精密射撃用の調節式大型(取外し式)ピーピング・サイトが付いています。 摺鉢状のピーピング・サイト本体内側には手作業では究極の仕事(彫刻)がなされています。 シーバー下部にあるトリガー・ガードを兼ねたレバーを引くとブリーチ・ブロックが垂直に下がり、(溶接で埋められた)薬室を確認出来ます。 撃発装置とは連動していませんがダブルのセット・トリガーは機能しています。 100年以上前のカスタム品で、当時この銃を注文した人は相当な代金を支払ったと思われます。 全ての点で軍用銃には見られない手作りの技術を凝縮した一点物です。 弊社が自信を持ってお勧め出来る逸品です。 (MM)
【その他の情報】
無可動実銃には文章では表現の難しい傷がある場合があります。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像を十分ご確認頂いた上でご注文下さい。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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