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バイエルン王国 水平二連センター・ファイア ショットガン、Georg Greiss社製 (#17491)* |
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価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【5294】 |
英 名
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Side by Side Center Fire Shotgun by Georg Greiss, Munchen |
種 類
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散弾銃、水平二連&三連銃、一品物、無可動実銃買取品 2018年 春、東京店在庫品 |
国 名
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ドイツ |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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1,150mm |
口 径
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12Ga. |
装 弾
数
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2発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【バイエルン王国 水平二連センター・ファイア ショットガン、Georg Greiss社製 について】
水平二連ショットガン(Side by Side Shotgun)と呼ばれる水平に二本の銃身を並べた散弾銃で、古くは18世紀頃のフリント・ロックの時代から狩猟用として使用された非常にポピュラーな銃です。 フリント・ロックからパーカッション・ロック、そしてヨーロッパではピン・ファイア(米国ではピン・ファイアの時代は殆どありませんでした。)、そして最後にセンター・ファイアと撃発機構は発展しますが、基本的な構造は左右にサイド・ロックを備えた「ザ・散弾銃」と言う外見をしています。 また後装式になると装填する際に薬室が開く方法にいくつかの違いがありましたが、基本的に銃身と本体前方下部にある爪がヒンジの役を果たして開く中折れ式又は元折れ式(ブレイク・アクション式)で、本品もその一つです。 本品の撃発機構はセンター・ファイアで双方の銃身の後ろにハンマーを備えた英国ではハンマー・ガンと呼ばれる銃です。 ブレイク・オープン式に開く開閉ロック・レバーの位置が多くの品(特に英国系)は後部上方(ハンマーとハンマーの間付近)にあるトップ・レバーに対して19世紀後期頃のヨーロッパ(大陸)製は本体下方に開閉ロック・レバーがあるアンダー・レバーがあります。 その中でこのレバーは操作し易いようにトリガー前方に銃身と同軸方向(先台の下部)に飛び出しています。 本品は19世紀末にドイツ、ミュンヘンにあったGeorg Greiss社で作られた品です。 ドイツ語ではHahndoppelflinteと言い、日本語では水平二連有鶏頭散弾銃(外部に出た左右のハンマーが鶏の頭に似ていることから)と呼ばれています。 ちなみにドイツ語でもHahn=雄鶏、doppelflinte=二連散弾銃の意味で、基本的にハンマーが外部に露出している本品のようなセンター・ファイアの水平二連散弾銃を指します。 ハンマーが内蔵されている品は無鶏頭と日本では呼ばれています。
【本個体の説明】
口径12ゲージの水平二連で非常に高級な模様がハッキリと判るダマスカス銃身特徴の素晴らしく高級な品です。 トリガー・ガード後部のグリップ下部と開閉ロック・レバーのカバーに19世紀末のドイツ南部、オーストリア、スイス(ドイツ語圏)に跨るチロル地方の銃に多い水牛の角を使用した装飾が施されています。
二本の銃身の間の上部には「GEORG GREISS MUNCHEN」のメーカー刻印が銀象嵌で美しく入っています。 GEORG GREISS社は19世紀後半にバイエルン王国の首都ミュンヘンで営業していた高級狩猟銃メーカーです。 トリガー・ガード、サイドロック、レシーバー、アッパー・タングに幾何学的な装飾(彫刻)が金線と銀閃線で入っています。 左右のハンマーの形状も一致しています。 バット・ストックの左側にチーク・ピースの膨らみがついた木目の美しいウォルナット製で、グリップ部分にチェッカーリングが入っています。 木部は経年の僅かな気にならない程度の小傷がありますが、適度な使用感があり相応しい時代感があります。 バット・プレートは鉄製で多少表面的な時代錆がありますが、殆どきにならない程度です。 バット・プレートの上部の極一部にも金線で装飾が入っています。 先台(フォアエンドまたはハンド・ガード)部分は鉄製で、その下に(先台の一部)に右にスウィングする大型開閉ロック・レバーが一体になっています。 そのレバーには上述したように水牛の角を使用した装飾カバーが付いています。 更にその先台前部にも小さな左にスウィングするレバーを引くと先台が簡単に外れます。 開閉ロック・レバーを右側にスウィングするとNo.17491のシリアル No.が確認出来ます。 また銃身下部(分解しなければ見えない場所)にもマッチしたNo.17491のシリアル刻印が入っています。 銃身と本体のどちらも分解をしなければ見えない部分にベルギーのリェージュの塔(Perron de Liege)を表したリェージュ黒色火薬目視プルーフ・マーク(Liege Black Powder View Proof Mark)刻印が入っています。 ドイツ製であっても当時最も検査の厳しかったリェージュのプルーフ(検査)を受けてそれに合格した刻印が有ることが品質を保証するものになっています。 他に「王冠にH」「☆にK」の刻印などが多数打たれています。 銃身の裏には楕円形にLEGのリェージュ黒色火薬最終プルーフ・マーク(Liege Black Powder Definitive Proof Mark)も入っています。 ダマスカス銃身は白磨き仕上げで僅かにくすんではいますが、美しい光沢を放っています。 先台やサイドロックを含む他の金属部分は白磨き仕上げで、一部に表面的な曇りがあります。 トリガーは前後2本あり前のトリガーを引くと右の銃身、後ろのトリガーを引くと左の銃身用になっています。 現在は無可動加工されていますのでハンマーとは連動していません。 水牛の角を使用した装飾部分の極一部に気にならない程度の傷みがあります。 約120-140年以上前に作られた品ですが状態が比較的良く飾り映えのする一品です。 弊社の在庫品でもダマスカス銃身の美しさにはトップクラスの品です。革製の銃口カバーが付属しています。(MM)
【その他の情報】
無可動実銃には文章では表現の難しい傷がある場合がございます。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。
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