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リグビー サイド・レバー ルック ライフル (無可動古式銃、スコープ付、#3713) |
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価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【5287】 |
英 名
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John Rigby Single Shot Side Lever Rook Rifle |
種 類
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古式銃(無可動) 、単発、狙撃銃、一品物、無可動実銃買取品 2017年 秋 、ガゼット Vol. 15、ガゼット Vol. 17 |
国 名
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イギリス / ドイツ |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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1,055mm (実測) |
口 径
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9mm (.360 No 5 Rook弾) |
装 弾
数
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単発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【リグビー サイド・レバー ルック ライフルについて】
サイド・レバー ルック ライフルとはレシーバーの右側面にバレルをブレイク・オープンするためのレバーが付いた小動物をターゲットとする軽量な狩猟用の小口径ライフルで、英国ではRook and Rabbit Rifleと呼ばれています。 ブレイク・アクションの方法によってサイド・レバーなど色々な呼び方があります。 rook rifle (rook and rabbit rifle) はその名の通りrook(カラス)やrabbit(ウサギ)などの小動物を狩るのに適度な威力(22 LRよりは強力)であり、狩猟を主目的にしないカントリー・ウォーキングに際に持ち歩くのに負担にならない軽量な単発のライフルです。 rook rifleは1883年に英国王室御用達のHolland & Holland社によって貴族の趣味であるカントリー・ウォーキング際に偶然獲物(小動物)を見つけた時に使用できるように開発されたライフルです。 軽量であっても単発で(小動物に対しての)十分な威力、命中率、そして射撃の際のバランスを重視した品です。 当時はこのような趣味は特権階級のみに許されており、銃の作りも非常に凝ったエレガントで質の高い品になっています。 狩猟を主目的とせず、取り回しやすい重量に拘ったため、rook rifleは常に単発になっていました。 アクションは本品のようなブレイク・アクションが主流ですが、マルティニ・アクションを縮小した品もRook Rifleとして製造されました。 Holland & Holland社が最初に生産したRook Rifleは .295 in (7.5 mm)口径 80グレイン (5.2 g) 弾頭を使用し非常に良い性能だったことから、新しく.22口径から.38口径のRook Rifle用の実包が開発されました。 その多くは黒色火薬でした。 Holland & Holland社の成功によってWestley Richards社、W.W. Greener社、そして本品のメーカーであるJohn Rigby社などの有名メーカーによって19世紀末に生産されました。 Rook Rifleは英国だけではなく大英帝国全体の特権階級の間で流行しました。 しかしながら20世紀初頭から安価で発射音の低い22 LR弾が普及するとRook Rifleとその専用実包は廃れ、第一次大戦頃には全く製造されなくなり、既存の特別製とも呼べるRook rifle cartridgesの入手が困難になり、その多くはスムース・ボアの410番散弾銃やスリーブ・ダウン(銃身内にスリーブを入れて)22LRに改造されました。 本品はオリジナルの.360 No 5 Rook弾を使用します。
J. Rigby社の歴史はこちら
【本個体について】
本品は1910年代に製造されたJohn Rigby社製のサイド・レバー ルック ライフルです。 John Rigby & Company (ジョン・リグビー社)は1775年に当時英国領であった現在のDublinで創業した老舗のガン・メーカーです。 1865年にはロンドンにも支店を出し、1897年にはダブリンでの営業を止めて英国のガン・メーカーとして現在でもLüke & Ortmeier Gruppe社の傘下で営業を続けています。 . John Rigby社が名声を得たのは1879年にパテントを得たrising-bite actionの成功とドイツのモーゼル社のアクションを英国と大英帝国全体での独占販売力とそのモーゼル・アクションを使用したマグナム・モーゼル ライフルでした。 またJohn Rigby社は各種のカートリッジを開発しており、特にビッグ・ゲーム用の強力なニトロ・エクスプレス弾に対応したボルト・アクション ライフルに力を注いでいました。 1911年に開発したRigby.416 ニトロ・エクスプレス弾を使用したマグナム・モーゼル ライフルは最初のボルト・アクション マガジン ライフルでした。 銃そのものの性能も高い上、特権階級をターゲットにした高級な商品はステイタス・シンボルにもなりました。 本品はそのJohn Rigby社が製造したです。 レシーバー本体は100年以上経った今でもほぼ100%近くオリジナルのケースハードン模様が残り銃身のブルー仕上げもかなり残った非常に程度の良い品です。 レシーバーの右側面に付いたレバーを下に下げるとバレルがブレイク・オープンし薬室内の溶接が確認できます。 バット・ストックとハンドガードは色合いの合った高級ウォルナット製です。 バット・ストックはストレート型ではなくグリッピングがし易いピストル・グリップ型でチェッカーリングが入っており、木目も美しい品です。 ハンドガードにもチェッカーリングが入っており、その先端は黒水牛の角で出来ています。 全体的に100年以上経った時代感感はありますが非常に美しい状態です。 第一次大戦でドイツ軍狙撃兵も使用したDr. Walter Gerard社製の銃と時代がマッチしたスコープが付属しています。 その接眼レンズ・チューブの上に「E」と「Sirius ' Dr. W. Gerard Charlottenburg」のメーカー名が彫刻されています。 マウントには戦前のAKAH社製スコープ・マウントが付属しており、後部マウントの右側に「AKAH」の刻印が、左側に「D.R.G.M.(Deutsches Reichsgebrauchsmuster = registered design of the German Reich=ドイツ帝国登録デザイン)」の刻印が入っています。 このスコープとマウントだけでもかなりの価値があります。 1900年の初めに英国からドイツへ渡ったと思われる興味深い品です。 銃身上に「J. RIGBY & CO. 43 SACKVILLE STREET. LONDON. W. LATE ST. JAMES STREET」のメーカー名と住所刻印が入っています。 この刻印から1912年以降に製造された品であることが判明しており、銃のモデルからd第一次大戦までの型式なので製造年代は1912-1914年と絞ることが可能です。 リア・サイトは三段切り替えで50-100-150となっており、50はV字固定で100と150はフリップ式になっています。 アッパー・タングにはピーピング・サイトを取り付けられていた跡と思われる小さなネジ穴が二ヵ所あります。 トリガーとハンマーのテンションはありませんが可動します。 軍用ではありませんが、英国の老舗メーカーで製造された後、帝政時代のドイツに渡り、有名メーカーのスコープを載せて使用された経緯、そして使用した人物を想像してみると夢が広がります。 銃の元々の価値、希少性、程度を考えるとお値打ちの逸品です。 Rook Rifleは弊社でも初めての品です。 東京店在庫品
【その他の情報】
無可動実銃には文章では表現の難しい傷がある場合がございます。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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