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ウェンツェル M1854/67 猟兵銃 (#15016)  
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価格(税込)
 \550,000
商品番号
 【5262】
英  名
 Wanzl M1854/67 Jager Rifle
種  類
 古式銃(登録証付)、古式銃(無可動) 、単発、登録証付古式銃買取品、ガゼット Vol. 17
国  名
 オーストリア
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 1,100mm
口  径
 14mm (14mmx33R Wanzl弾)
装 弾 数
 単発
在 庫 数
 非公開
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【ウェンツェル M185422/67 猟兵銃について】
ウェンツェル・コンバージョン(System Wanzl)はウィーンのガンスミスであったウェンツェルが開発しました。 当時の制式小銃であった前方装式のローレンツ 歩兵銃を後装式に改造するシステムのトライアルに提出し1867年に採用されました。 オーストリア軍は1862年に前装式のM1862を採用し多くのローレンツ M1854 歩兵銃は南北戦争中に南軍に売却されました。 1866年に勃発し「7週間(で終結した)戦争」と言われた普澳戦争でニードル・ファイアのボルト・アクション 小銃を使用したプロイセン王国軍に惨敗し、前装式を後装式に改造する事が急務となり、ウェンツェル・コンバージョンを用いてオーストリア軍にあったローレンツ 小銃の多く(約7万挺)がステアー社で後装式に改造されウェンツェル M1854/67 歩兵銃/猟兵銃として再装備されました。 弾薬は新しく制式となった14×33mm Wanzl rimfireでオーストリア全軍にM1867 ヴェルンドル 小銃が行き渡るまで使用されました。 極一部が補助兵器として第一次大戦まで使用されましたが、オーストリア軍の主力兵器として使用されたのはヘルツェゴビナ蜂起(1875年)があります。
Allin conversionsと総称で呼ばれるブリーチ・ブロックが前部のヒンジを軸に上方に開く一種のトラップドア(Lift-block)方式となっており、ハンマーと連動したピンがハンマーをリリースした際に銃身と同じ軸方向に前進しブリーチ・ブロック後部をロックする仕組みになっています。 これはアルビーニ・システムと同じですが、他のAllin conversions系と同じようにハンマーが直接撃針後部を強打する方式になっています。 しかしながら本銃は破損しやすい撃針後部も比較的傷まない仕組みになっています。 これらのAllin conversions系の隠れた特徴としてエキストラクターの形状の違いがあります。 ウェンツェルはブリーチ・ブロック前部のヒンジの軸の左側にのみエキストラクターが付いており、ブリーチ・ブロックを開ける動作と連動して後部にエキストラクターが薬莢のリムを引っ掛けて後方に引き出す仕組みになっています。 またアルビーニ・システムや他のAllin conversions系との大きな違いはレシーバー左側面についた強力なV字バネによってブリーチ・ブロックが完全に閉じられることです。 ブリーチ・ブロックの右後方に「beavertail」と呼ばれるビーバーの尾のようなソリッドな一体型取手(Lifting lever)を強く引き上げることによって、ブリーチの閉鎖位置から約130°ブリーチ・ブロックが上記のV字バネによって前方に勢いよく倒れて素早くブリーチ・ブロックを全開させられる利点がありました。 このバネの仕組みはウェンツェル独自のものです。 1867年から1868年にかけて多くのローレンツ前装式小銃はこのコンバージョンで後装式に改造されて、単にウェンツェル後装式小銃と呼ばれる事もありますが、元となった小銃のモデルが判らなければ、外見上に大きな違いがあります。 多くのエンフィールド型小銃がスナイドル(スナイダー)システムの後装式小銃に改造された後、一まとめにされてスナイドル銃と呼ばれたのと同じです。
  オーストリア軍がその後M1867 ヴェルンドル 小銃からマンリヒャー系ボルト・アクション・ライフルに変換される前過程於いてとても重要な位置を占める小銃です。 オーストリア軍用小銃の歴史を語る上で欠かせられない銃です。 所壮吉氏の「古銃図鑑」のP.156にはウェンツェル M1854/67 歩兵銃の銃身と機関部の画像(図-224)と共に「ウェンデル銃」として間違った口径と共に紹介されています。 幕末に輸入されたか否かについての記載はありません。 国内の出版物で「ウェンツェル」が記載されている日本唯一の資料にも拘らず名称の発音が間違っているのが残念です。 弊社在庫の1860年製の個体【6881】以外に国内に古式銃として現存している品は確認されていません。

歩兵銃は薬室から「リア・サイトまでだけがオクタゴンで残りの銃身はラウンド・バレルになっています。 猟兵銃はトリガー・ガードの後ろがピストル・グリップ・タイプになっており、全長も約25cm程短くなっています。

【本個体の説明】
本銃は無可動実銃として国内に輸入されている数少ないウェンツェル M1854/67 猟兵銃の一挺として非常に貴重な品です。 全体的に白磨き仕上げ仕上げになっています。 特に明記すべき欠点のない完全品で150年以上前の古式銃としては素晴らしい状態の品と言えます。 銃身の殆どは重厚な八角形(オクタゴン)で銃口近くの役10cmだけが丸(ラウンド)銃身になっています。 銃身とストックは楔(くさび)によって固定されています。 150年以上前に作られた時代感はありますがストックは比較的明るい色合いのウォルナットと思われる材質で傷の殆どないほぼ完璧に近い状態です。 後装式に改造された際に使用代弾薬も変わりリムファイアの14mmx33R Wanzl弾に適した新しいリア・サイトに変更されました。 新型のリア・サイトは400-1,000mの特殊な三日月型で、リア・サイト基部はリア・サイトが載るように上面が三日月状に削られています。 リア・サイトは三日月状の曲面を前後に滑る(揺れる)ように最大1,000mまでの調整が可能な特殊な構造です。 フロント・サイトはオーソドックスな固定式になっています。 サイド・プレートに1855年製を表す「855」刻印があります。 オーストリア軍では製造年に関しては1800年代の最初の「1」を省略うる習わしがあります。 猟兵銃はトリガー・ガードの後ろがピストル・グリップ・タイプになっています。
ハンマーは前後に動きますが加工の為コック位置で固定できずテンションもありません。 フル・コックの位置まで可動しウェンツェル後装式システム独特のブリーチを前方に開くことが可能でロックも完全に作動します。 ブリーチの下部(外からは見えない場所)で一部が切除されています。
この時期のオーストリア軍小銃は弊社のみで入荷した品で国内には殆ど入っていない非常に珍しい品です。 オリジナルの鉄製の専用さく杖付きです。 トリガーテンションはありません。 東京店在庫品 (MM)

【その他の情報】
無可動実銃には文章では表現の難しい傷がある場合があります。 通信販売でご購入される際は、下記のリンク先の詳細画像(Detailed Photos)を十分ご確認頂いた上でご注文下さい。

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