|
|
|
|
|
ステアー M1886 Kropatscheck 歩兵銃 (#B666) |
|
|
|
|
|
|
|
▲クリックで拡大画像をご覧いただけます。 Copyright© Chicago Regimentals Co. , Ltd. All Rights Reserved. |
価格(税込)
|
SOLD OUT |
商品番号
|
【5075】 |
英 名
|
Portguese Steyr Model 1886 Kropatschek Infantry Rifle |
種 類
|
ボルト・アクション、無可動実銃買取品 2018年 春 |
国 名
|
ポルトガル / オーストリア |
時 代
|
第一次大戦前(〜1914) |
全 長
|
1,320mm |
口 径
|
8mm×60R |
装 弾
数
|
8発 |
在 庫
数
|
SOLD OUT |
画像について
|
画像は現物です。 |
コメント
|
【ステアー Model 1886 Kropatscheck 歩兵銃について】
オーストリアのステアー社で製造された口径8mmのボルト・アクション・ライフルです。 基本構造はオーストリアの銃器設計者Alfred von Kropatschekが開発したチューブ式弾倉を持つボルト・アクション式となっており、使用弾薬は当時開発されて間もない8mmの小口径弾薬を使用しました。 当時新しく開発された小口径弾薬は、従来型の弾薬に比べて初速や射程、貫通力に優れ、殺傷力は変わらないという利点が有りました。 また、弾薬の1発あたりの重量が軽減された事から、兵士は従来よりも多くの弾薬を携帯する事が可能となりました。
本銃はオーストリアのステアー社で製造され、ポルトガルにおいてM1886歩兵銃の名称で制式採用されたモデルです。 1885年に小口径弾を使用する最初の単発小銃としてポルトガル軍がステアー社にGuedes歩兵銃を発注したものの結果的に制式とならなかった為、本銃は実質的にポルトガル軍初の小口径弾を使用する歩兵銃となりました。 (尚、ステアー社が製造したもののポルトガル軍に納入されなかったGuedes小銃は後にボーア人に売却され、ボーア戦争に投入される事となりました)。
ポルトガルでは本銃のような歩兵銃タイプの他に、全長の異なる猟兵銃タイプや騎兵銃タイプも採用されています。 ポルトガル軍での採用当初、本銃の使用弾薬には当初圧縮した黒色火薬が使用されていましたが、1896年に無煙火薬を使用する新型弾薬が開発された為、M1886歩兵銃の無煙火薬仕様への改修が行われました。 本銃は耐久性の高い構造であった為、このような黒色火薬から無煙火薬への変更にも薬室や銃身等の変更は必要なく、照準器の変更のみで対応する事が出来たと言われています。 尚、黒色火薬用の初期型のリア・サイトは最大射程が1,750mまででしたが、無煙火薬を使用する後期型のリア・サイトは最大射程が2,200mまでとなりました。
本銃の特徴的なチューブ式弾倉にはニッケル・メッキが施されており、本体右側面のトリガー・ガード上部にはマガジン・カットオフ・レバーが設けられています。 また、チューブ式弾倉に干渉しないよう、クリーニング・ロッドが左寄りにオフセットされているのも特徴です。 銃床先端の右側面にはM1885銃剣を装着する為の着剣ラグが装備されています。
【本個体の説明】
本品は機関部左側面及びバット・ストック右側面に製造メーカーであるステアー社を示す「OE. W. F. G. STEYR 1886」の刻印が入っている他、モデル名を示す「M.1886」の刻印が機関部左側面に見られます。 また、機関部左側面及びバット・ストックの左側面には当時のポルトガル王であるルイス1世を示す王冠の刻印が入っています。
本品のリア・サイトの表示は最大射程が1,750mまでとなっており、黒色火薬用の初期タイプの物が取り付けられています。
銃身は一部に僅かな朽ち込み錆が見受けられ、全体的に銀地っぽくなっているものの、時代が付いて雰囲気の良い状態です。 ボルト、ボルト・ハンドル、コッキング・ピースは白磨き仕上げとなっており、目立った朽ち込み錆や欠損等は見受けられません。 バット・プレートはやはり全体が銀地っぽくなっており、それに伴う表面錆も散見されます。 ヤスリ掛けされたかのような荒い仕上げとなっており、固定ネジとバット・プレートとの間に僅かに隙間がありますが、バット・プレート自体はしっかりと固定されている為、強度的な心配は少ない印象です。 鉄製の3箇所のバンドはニスが塗られている一方、大きな劣化も見受けられず、雰囲気の良い経年を感じます。 木製銃床は各部に打ち傷が散見されるものの美しい光沢が保たれております。 左側面に約20cmの割れが起こっており、クリーニング・ロッドの収納部に達している為、少々取り扱いに注意が必要ですが、ストック自体の強度にはそれ程影響のない程度です。 同様にバット・プレートの根元にも小さな割れが起こっていますが、こちらもすぐさま破損に繋がるようなものでは有りません。 バット・ストック左側面の後部には機関部等と同じくシリアルNo.B666が入っています。 銃身及び機関部のシリアルNo.はマッチしており、セーフティ・レバー及びコッキング・ピースについては異なるシリアルNo.でマッチしております。 マガジン・カットオフ・レバーは90°回転させる事が可能です。 現時点では整備途中(ツールマーク等の研磨、バンド類のニス落とし)ですのでお値打価格になっていますが、整備が終了すると価格が上がります。
トリガーテンションが有り、ボルトが閉じた状態で固定された旧加工品です。 クリーニング・ロッド付属。 大阪店在庫品 (YS)
【その他の情報】
無可動実銃には文章では表現の難しい傷がある場合があります。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像(Detail-Photos)を十分ご確認頂いた上でご注文下さい
詳細画像はこちら
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
| |