|
|
|
|
|
|
|
▲クリックで拡大画像をご覧いただけます。 Copyright© Chicago Regimentals Co. , Ltd. All Rights Reserved. |
価格(税込)
|
SOLD OUT |
商品番号
|
【507】 |
英 名
|
FN M1949 Self-loading Rifle |
種 類
|
自動小銃、東京店在庫品、無可動実銃買取品 2023年 夏 |
国 名
|
エジプト / ベルギー |
時 代
|
第二次大戦後(1945〜) |
全 長
|
1,126mm(実測) |
口 径
|
7,92mm×57 |
装 弾
数
|
10発 |
在 庫
数
|
SOLD OUT |
画像について
|
画像は現物です。 |
コメント
|
【FN M1949 自動小銃 について】
FN M1949 自動小銃は1949年にFN社が発表し、1951年にベルギー軍によって制式採用された自動小銃で、朝鮮戦争でも国連軍の一員として参戦したベルギー軍によって使用されました。 また、ベルギーとブラジル、アルゼンチン、エジプトが関与した第二次世界大戦後の主要な戦争 (スエズ動乱、コンゴ動乱、ドミニカ内戦、フォークランド紛争) でも使用されました。 本銃はFN FAL 自動小銃ほどではありませんが商業的に成功を納め、エジプトや中南米 (アルゼンチン、ブラジル、コロンビア、ベネズエラ等) を始め、世界各国に輸出されました。 後にFN FAL 自動小銃の原型となった戦後第一世代の自動小銃です。
FN M1949 自動小銃には、セミ・オートマチックのみのSAFN49とセレクティブ・ファイアのAFN49の2モデルが生産されましたが、10連のボックス・マガジンではフル・オート射撃には適しておらず、セレクティブ・ファイア・モデルは少数のみにとどまりました。 マガジンとボルト・キャリアのいずれからでも給弾できる仕組みになっていますが、どちらかと言えば上部からのチャージャーを用いた給弾が優先されており、マガジン・キャッチはあえて使い辛い構造となっています。 本銃のデザインは、FN FAL 自動小銃を設計した事でも有名なベルギー人の銃器設計者でDieudonné Joseph Saiveにより行われました。 SAFN49の名称は、フランス語の「Semi-Automatique FABRIQUE NATIONALE (FN半小銃)」の頭文字であり、英語圏では「FN Model 1949」と呼ばれています。 分解方法が特殊で、レシーバー上部を取り外す時は、レシーバー後端にあるレバーを180度真上に時計回りに回転させた後、リアサイト前部左側のボタンを押しながらレシーバー上部を前にずらし後部を持ち上げて取り外します。
FN M1949 自動小銃の派生型としては、スコープを搭載した狙撃銃モデルがFN社で合計750挺製造され、ベルギー、ベルギー領コンゴ、ルクセンブルクで使用されました。 (MM)(YS)(KK)
【本個体の説明】
本品はベルギー FN社のFN M1949 自動小銃 (SAFN49) で、1953年まで存在したエジプト王国向けに生産された品です。 レシーバー左側面にはシリアルNo.19566とFN社を示す「FABRIQUE NATIONALE D'ARMES DE GUERRE_HERSTAL BELGIQUE」のフランス語の文字が刻印されており、薬室上部には王冠の頂点に三日月と星を組み合わせたエジプト王国の刻印が打たれています。 また、薬室左側面や機関部左側面にはアラビア・インド数字により19566のシリアルNo.が打刻されており、リア・サイトの距離表示もアラビア・インド数字表記となっています。 その他、薬室や機関部にベルギーのプルーフ刻印が見られ、銃身下面には「8×57IS」の使用弾薬を示す刻印が見受けられます。
本品の金属部は黒染め仕上げで、全体にやや使用感が見られるものの、大きなダメージは見受けられず、表面仕上げも比較的残っています。 銃口周辺やノーズ・キャップ、スリング・スイベルなどにはやや経年による褪色や一部表面仕上げが落ちて金属の地肌が表れている箇所が見受けられますが全体としては大きな欠損は見られず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 尚、マガジン底部にやや朽ち込みや表面錆痕が見受けられます。 エジプト軍用の多くのSAFN49のバヨネット・ラグが切除されており、本品も例外ではありません。 切除箇所には黒色の塗装が施されていて違和感はあまり感じられません。
木部は全体に艶のある丁寧な仕上げ直しが施されており、やや打ち傷や線傷が見受けられる他、銃床左側面の指掛けの溝付近の木部にヘアライン・クラックが見受けられますが、強度的には概ねしっかりとした状態が保たれています。 アッパー・ハンドガードは銃床と比較してやや明るめの色合いで、取り付けについてはがたつきも殆ど見られず、しっかりと固定されています。 ストック右側面には配備先を示すと思われるアラビア文字が打刻された真鍮製のディスクが埋め込まれています。 バット・プレートは真鍮製で、やや打ち傷が見られますが、目立った腐食や欠損等は見受けられず、コンパートメントの蓋の開閉についても問題なく行う事が可能です。 リア・サイトの調整やセーフティ・レバーの切り替えについても問題なく、セーフティ・レバーは安全位置でトリガーがロックされます。 機関部後端のラッチを回転して行う独特の分解操作も可能となっております。 マガジンの着脱についても問題なく、マガジン内にはマガジン・スプリングとフォロワーが入っています。
オリジナルのトリガーテンションの有る、ボルトが閉じた状態で固定された旧加工品です。 FN FALの原型にもなった銃砲史上重要な銃ですが、無可動実銃としての入荷が少ない品です。 (YS)(KK)
【その他の情報】
無可動実銃には文章では表現の難しい傷がある場合がございます。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
| |