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価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【491】 |
英 名
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Brazilian Mauser M1935 Infantry Rifle |
種 類
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ボルト・アクション、一品物、ガゼット Vol. 17、長野倉庫在庫品 |
国 名
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ブラジル / ドイツ |
時 代
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第一次大戦〜第二次大戦 |
全 長
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1,252mm |
口 径
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7mm×57 Mauser |
装 弾
数
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5発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【ブラジリアン モーゼル M1935 歩兵銃について】
1920年代から1930年代にかけてブラジル軍は新型小銃の導入を考えていました。 しかしながら、すでに騎兵と砲兵用として相当数のFN製のM1922 騎兵銃が1922年から1924年にかけて採用されていました。
ブラジル共和国政府は、1930年にイタリアン・ファシストをモデルとしたゲッチュリオ・ベルガス知事 (Governor Getulio Vargas) によって共和制が倒されました。 しかしながらこのファシスト政権国は第二次大戦中は連合国の一員として参戦しましたが、1945年には共和制に戻りました。 革命期 (The revolutionary period) には約15,000挺のVz24 短小銃をチェコスロバキアから輸入しましたが、軍の主力は第一次大戦前にDWM社とモーゼル社から輸入したモーゼル M1908 歩兵銃を使用していました。 ヒトラー政権下のドイツ第三帝国におけるモーゼル社は政府の管理下に置かれており、外貨獲得のために モーゼル社ではすでに旧式化した生産ラインを使用して、新しいモーゼルModelo 1935 歩兵銃の契約を推し進めました。 モーゼル M1908 歩兵銃と操作方法が似ているという利点だけで1935年にはブラジル軍制式となり、モーゼル Modelo 1908 歩兵銃に代わる新型主力小銃となりました。 これが1930年代に一世代古い小銃が (南米においての) 大国で新型主力小銃となった経緯です。 現在コレクター市場では最も近世 (1930年代) に作られた良きドイツ伝統的銃器産業最後のボルト・アクション・ライフルとしてドイツ製モーゼル・バリエーションの末尾を飾る一挺として集められています。
モーゼル社オーベンドルフ工場 (Mauser-Werke A.G. Oberndorf A/N.) で歩兵銃と騎兵銃の両モデルが生産されました。 M1935 小銃は前制式であったM1905と基本的に同じで、共にドイツ帝国軍のGew.98を基に特徴的な "Lange-Vizier" サイトから一般的なタンジェント・サイトに変更されました。 このタンジェント・サイトはM1908と同じものになっています。 M1935とM1908では幾つかの小差がありました。 M1935の銃身はM1908よりも0.5インチ短いにもかかららず、全長は僅かに長くなっています。 そしてフォアアーム (ストックの先台) に握り易くする為の太い溝が追加されバレル・バンドが幅広くなりました。 このようなマイナー・チェンジはブラジル軍の新型小銃導入による新たな操作方法教育を必要としない利点がありました。 M1935は第二次大戦前に採用されましたが、連合軍側になったブラジルは実戦には参加しなかった為、その殆どが実際には使用されず、多くが1950年台に.30-06 モーゼル弾にブラジルのItajuba造兵廠でリチャンバーされM1954として再支給されました。
本品はリチャンバーされずに未使用状態で残った品です。 M1954はその後ブラジル軍において訓練用として乱雑な扱いを受け消耗し、コレクション市場に姿を表す事もなく処分されてしまいました。
スペックは口径 7mm (7mm×57mm Mauser弾)、全長1,252mm、銃身長730mm、重量4,54kg、5連発、ライフリング 4条右回りと、1900年初頭の正統的なモーゼル製ボルト・アクション・ライフルです。 薬室の上面にはブラジルの国章が大きく入っています。 レシーバー左側面にドイツ語で「MAUSER-WERKE A.G. OBERNDORF A/N」とモーゼル社のロゴが入っています。 (MM)
【本個体の説明】
本品は薬室上面のブラジル国章や機関部上面のモーゼル社のロゴ、機関部左側面の「MAUSER-WERKE A.G. OBERNDORF A/N」の刻印がはっきりと確認できます。 また、薬室右側面には「MOD.1935」のモデル名刻印も入っています。 機関部は戦前の良きドイツ伝統的銃器産業の見本のような素晴らしい作りと仕上げで、現在でもそのオリジナルのコンディションをほぼ残している素晴らしい品です。 シリアルNo.は機関部、ボルト、セーフティ・ノブ、コッキング・ピース、ボルト・リリース、トリガー・ガード・ハウジング、弾倉底板など、見える範囲で全てマッチしています。 ボルトやエキストラクター、セーフティ・ノブといった白磨きの金属部についても目立った錆等は見受けられず、美しい状態が保たれています。 また、機関部や銃身などブルー仕上げの金属部についても僅かな小傷を除いて目立った欠損や錆等は見受けられず、良好な状態が保たれています。 唯一、取り外し式のリア・スリング・スイベルにやや経年による褪色が見られますが、全体のコンディションから見れば殆ど気にならないレベルのものです。 木部も程度の良い上質の材料で使用感の殆どない機関部にマッチした非常に美しい品で、あえて「本個体の説明」でこれ以上の説明の不要な品です。 僅かに近年付いたと思われる小傷がありますが許容範囲で、本品が国内唯一の品と思われます。(少なくとも弊社ではこの一挺のみしか輸入していません)。 リア・サイトの調整については問題なく行う事が可能です。 オリジナルのさく杖が付属致します。
オリジナルのトリガー・テンションがある、ボルトが閉じた状態で固定された旧加工品です。 (MM)(KK)
【その他の情報】
無可動実銃には文章では表現の難しい傷がある場合がございます。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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