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スイス M1864/67 後装式野戦射手銃 (無可動古式銃、#371) |
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価格(税込)
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\407,000 |
商品番号
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【4450】 |
英 名
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Swiss M1864/67 Milbank-Amsler Conversion Feild Shooter Rifle |
種 類
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古式銃(無可動) 、単発、一品物、長野倉庫在庫品 |
国 名
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スイス |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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1,298mm |
口 径
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10,5mm |
装 弾
数
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単発 |
在 庫
数
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非公開 |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【スイス M1864/67 後装式野戦射手銃について】
スイス陸軍で1864年に制式になった前装式のM1864 野戦猟兵銃を1867年にミルバンク・アムスラー・コンバージョン(Milbank-Amsler Conversion)システムを用いて後送式に改良してM1864/67 後装単発管打式野戦猟兵銃の名称で新たに制式採用されました。 1867年に多くのスイス軍用前装式単発小銃はミルバンク・アムスラー・コンバージョンの後装式に改造されていますので、単にミルバンク・アムスラー後装式小銃と呼ばれる事もありますが、基となった小銃のモデルが判らなければ、外見上に大きな違いがあります。 多くのエンフィールド型小銃がスナイドル(スナイダー)システムの後装式小銃に改造された後、一まとめにされてスナイドル銃と呼ばれたのと同じですが、スイス軍の場合は基の銃の形状がかなり異なりますので、モデル名の最初の年号が重要になります。また基になった小銃は当時のスイスは州(Canton=カントン)単位で小銃を調達しており、その多くがベルギー製になっています。 ただしミルバンク・アムスラー・コンバージョンはスイス国内で行われたので、SIG社,
Rychner & Keller社などのメーカー名も入っています。 ミルバンク・アムスラー・コンバージョンの主な種類はM1864/67 後装縁打式野戦猟兵銃の他にM1842/59/67 後装単発管打式歩兵銃、M1856/67 後装単発管打式歩兵銃、M1863/67 後装単発管打式歩兵銃などがあります。 ミルバンク・アムスラー・コンバージョンであるのは同じですが外見は全く異なります。 猟兵と呼ばれる元々猟師や森林官など小銃の扱いになれたプロフェッショナルに精度の良い小銃を持たせて狙撃兵に近い役割を持たせました。 その兵科が使用する猟兵銃は、彼らは基本騎馬で移動し戦闘の際は下馬して戦ったので、歩兵銃よりは若干短く、トリガー・ガード後部に指掛けが追加されていました。 当時ドイツ語圏のオーストリア軍、帝政ドイツ軍でも同じ形式の兵科があり、同じような小銃を装備しました。 歩兵銃よりも数が少なく稀少価値があります。 基本的には歩兵のように銃剣突撃をしない兵科ですので、猟兵銃には着剣装置が付いた品と付いていない品がありました。 本品は着剣装置が付いていない品です。
これらのミルバンク・アムスラー・コンバージョンはスイス軍がその後ベテェーリ→シュミット・ルビンとボルト・アクション・ライフルに変換される前過程於いてとても重要な位置を占める小銃です。 スイス軍用小銃の歴史を語る上で欠かせられない一丁です。 国内で唯一人これらのバリエーションを全てお持ちのコレクターのコレクションでした。 本品はその内の一丁です。
【本個体の説明】
本銃は約150年前に製造された前装式のM1864 野戦猟兵銃をミルバンク・アムスラー後装式に改造されたもので150年前から白磨き仕上げになっており、現在も当時の同じような状態(当然磨直しはされています)です。 サイド・プレートにはスイスのアールガウにあった銃器製作所のH. Granicher a aarauと入っています。 ミルバンク・アムスラー後装式には同じアールガウにあったRychner & Keller社で行われたもので追加されたコンバージョン・システムの上に「KELLER AARAU」の刻印が入っています。 ハンマーはフル・コックはできませんが、ハーフ・コックの位置まで可動しミルバンク・アムスラー後装式システムも前方に開くことが可能です。 システムの下部(外からは見えない場所)で一部が切除されています。 本品はM1864 野戦猟兵銃と同じくセット・トリガーが標準装備されており、ハンマーと連動はしていませんが、セット・トリガーの機能(後ろのトリガーを引くと前のトリガーがセットされ、前のトリガーを軽く引くカッチと音がします)は残っています。 バット・ストックの後方、バット・プレートの位置には精密射撃銃と同じ形のカーブの付いた特殊な肩にフィットする形状のモノが用いられています。 装飾的にもとても魅力的な品です。 リア・サイトは200-800mの調整式で右側のツマミを緩めると最大800mまでの調整が可能な完全品です。 フロント・サイトはアリ溝に入った調整可能なもので本品はセット・トリガーと併せて精密射撃用に作られたまさしく猟兵用モデルと呼ばれるものです。 木部は150年以上前に作られたアンティーク ライフル独特の艶と時代感がある程度の良い品です。 経年使用による多少の小傷と小さなヒビ(殆ど気にならない程度)はありますが時代を考えると十分許容範囲内の美しい状態です。 オリジナルの鉄製クリーニング・ロッドが付属しています。 この時期のスイス軍小銃は殆ど国内に入っていない非常に珍しい品です。 (MM)
【その他の情報】
無可動実銃には文章では表現の難しい傷がある場合がございます。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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