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スイス M1856/59/67 後装式猟兵銃 (無可動古式銃、#8733) |
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価格(税込)
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\352,000 |
商品番号
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【4305】 |
英 名
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Swiss M1856/59/67 Milbank-Amsler Conversion Jager Rifle |
種 類
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古式銃(無可動) 、単発、無可動実銃買取品 2016年 夏 、長野倉庫在庫品 |
国 名
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スイス / ベルギー |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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1,320mm |
口 径
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10,5mm |
装 弾
数
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単発 |
在 庫
数
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非公開 |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【スイス M1856/59/67 後装式猟兵銃について】
スイス陸軍で1859年に制式になった前装式のM1856/59 猟兵銃を1867年にミルバンク・アムスラー・コンバージョン(Milbank-Amsler Conversion)システムを用いて後送式に改良してM1856/59/67 後装式猟兵銃の名称で新たに制式採用されました。 スイス軍では「Jagergewehr Eidgenossisches Modelle 1856/59,abgeandert 1867,kleinkalibrig, Milbank-Amsler, Transformation(独語)」 が正式名称で「Jagergewehr(猟兵銃)」の分類になっていますが歩兵銃と全長は殆ど変わりません。 トリガー・ガードの形状が歩兵銃が楕円形になっているのに対して、猟兵銃のトリガー・ガードの後部に指が掛けられるような突起が付いており、これはヨーロッパ諸国に通じる猟兵銃の特徴です。 但し歩兵銃の一部や猟兵銃以外にもこの突起が付いている銃もあります。 ミルバンク・アムスラー・コンバージョンとはアメリカ人のIsaac Milbankが1863年に発明したシステムをスイス人のRudolf Amslerが改良し完成したスイス軍独自のコンバージョン・システムです。 同時期の多くの後装式と同じようにブリーチが前部を軸にして パドルを押しながら後部から上に持ち上げる方式です。 この丸みを帯びた平らなパドルの形状がビーバーの尾っぽに似ている事から「beaver tail」と呼ばれ、ブリーチ・ブロックが他の後装式とは異なり、角張った形状がミルバンク・アムスラー・コンバージョンの特徴です。 1867年に多くのスイス軍用前装式小銃はこのコンバージョンで後装式に改造されて、元のモデル名にabgeandert 1867(1867年改良型)と書き足されました。 単にミルバンク・アムスラー後装式小銃と呼ばれる事もありますが、元となった小銃のモデルが判らなければ、外見上に大きな違いがあります。 多くのエンフィールド型小銃がスナイドル(スナイダー)システムの後装式小銃に改造された後、一まとめにされてスナイドル銃と呼ばれたのと同じですが、スイス軍の場合は元の銃の形状がかなり異なりますので、モデル名の最初の年号が重要になります。 また元になった小銃は当時のスイスは州(Canton=カントン)単位で小銃を調達しており、その多くがベルギー製になっています。 本品もベルギー製です。 ただしミルバンク・アムスラー・コンバージョンはスイス国内で行われたので、SIG社やZOLLER社などのメーカー名も入っています。 ミルバンク・アムスラー・コンバージョンであるのは同じですが外見は全く異なります。
ミルバンク・アムスラー・コンバージョンの主な種類はM1856/59/67 猟兵銃の他にM1842/59/67 歩兵銃、M1851/67 狙撃銃(スコープが付いたSniper 用ではなく、セット・トリガーが付いたStutzer [Sharpshooter]用)、M1856/67 猟兵銃、M1863/67 歩兵銃、 M1864/67 狙撃銃(Sharpshooter Rifle)などがあります。 国内で唯一人これらのバリエーションを全てお持ちのコレクターがおられ、弊社ではそれらを全て譲り受けました。 本品はその内の一丁です。
これらはスイス軍がその後ベテェーリ→シュミット・ルビンとボルト・アクション・ライフルに変換される前過程於いてとても重要な位置を占める小銃です。 スイス軍用小銃の歴史を語る上で欠かせられない銃です。
【本個体の説明】
本銃はM1856/59歩兵銃の時から白磨き仕上げになっており、現在も当時の同じような状態(当然150年以上昔の銃ですので磨き続けられてはいます)です。
木部は150年以上前に作られたアンティーク ライフル独特の艶と時代感がある程度の良い品です。
本銃はベルギー、リェージュ(Liege)有名なメーカーの Beuret Freres社製です。 フロント・バンド、センター・バンド、フロント・バンド、トリガー・ガード、トリガー・バーに王冠にBFのBeuret Freres社のイニシャルが入ったプルーフ刻印が入っています。 ミルバンク・アムスラー・コンバージョン・ブリーチの上にJ.M.の刻印が入っており、これはスイスの銃器メーカーで後装式に改良した際に打たれた刻印です。 銃身上に「9」の番号、銃床にも「9」の番号、ミルバンク・アムスラー・ブリーチ部品各所に「9」のマッチした番号が入っています。
この時期のスイス軍小銃は殆ど国内に入っていない非常に珍しい品です。オリジナルのさく杖付きです。 トリガーテンションの有る旧加工品。 (MM)
【その他の情報】
無可動実銃には文章では表現の難しい傷がある場合がございます。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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