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シャスポー Mle 1866 歩兵銃 (#R3982) |
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価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【3935】 |
英 名
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Chassepot M1866 Infantry Rifle |
種 類
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古式銃(無可動) 、単発、ボルト・アクション、一品物、無可動実銃買取品 2015年 春 、ガゼット Vol. 14 |
国 名
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フランス |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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1,310mm |
口 径
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13mm |
装 弾
数
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単発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【シャスポー M1866 歩兵銃について】
1841年に帝政ドイツ(プロイセン)が世界初のニードル・ファイア式ボルト・アクション・ライフルであるドライゼ ライフルを開発して世界中を驚かしました。 1862年型のドライゼ・ライフルは完成度が高く、特にライバル国フランスが、その新型小銃に脅威を感じていました。 その後、フランスはドライゼの機構にアレンジを加えてAntoine Alphonse Chassepot (1833–1905)が発明したガス漏れ防止用機構を取り入れて、1864年にシャスポー ライフルが開発されました。 1866年にはシャスポー M1866 歩兵銃としてフランス軍の正式小銃となりました。 フランスのサンティエーヌ造兵廠で100万丁以上製造されたフランスを代表する(フランスが唯一誇れる?)画期的な小銃でした。 1870〜71年の普仏戦争では戦略上の理由でプロシア軍に大敗を期してしまいましたが、シャスポー ライフルの活躍は目を見張るものがありました。 幕末期の慶應二年にナポレオン三世から徳川幕府に対し2000丁のシャスポー ライフルが贈られました。 その後徳川幕府は追加で更に2000丁を注文したと言われています。 日本ではニードル・ファイア式は火針式と呼ばれました。 弾薬は紙巻の特殊弾薬で、紙製の薬莢は発射時に燃え尽きてしまい排莢する必要はありませんでした。
一見単発センター・ファイアのボルト・アクション・ライフルに似ていますが、ボルトはボルト・ヘッド、ゴム製の塞環、針のような撃針、抽弾子、撃針バネで構成されています。 ドライゼよりもはるかに近代的なボルト・アクションに近いシステムになっています。 ちなみに三八式歩兵銃はそれより完成度の高いモーゼル式のボルトです。 ドライゼ・ライフルはガス漏れを抑えるために前装銃よりも弱装の弾薬を使用しており、射程距離が短い欠点を持っていました。 シャスポー ライフルは発射時の圧力でボルト・ヘッドが後方に押されゴム製の塞環(リング)が押しつぶされて膨張することによって薬室内壁に密着する構造になっていました。 それで発射ガスの吹き戻しを防ぐことができ射手の手や顔を守りました。 火薬と一緒に紙製の薬莢が燃え尽きてボルト・ヘッドにかかる圧力が低下すると、ゴム製の塞環(リング)は元に戻って密着は解かれて、ボルトを引いて次弾の装填が出来ました。このように膨張と伸縮を繰り返すゴム製の塞環(リング)は消耗品で、兵士は予備のリング数個と折れやすい針状の撃針を携帯しました。
【本個体の説明】
本品の銃身、機関部共に当時フランス軍が使用していた状態のままに白磨き(ブルー仕上げしていない状態)仕上げで、時代感のわずかな黒錆があるものの非常に程度の良い美しい品です。 木部も1箇所少々目立つ傷があるものの、若干のうち傷があるのみで、良い意味で時代のついた大変美しい色合いとなっております。 また、木部と金属部との隙間も殆ど無くガタつきは全くといっていいほどありません。 当然バンドも緩みなどなく、きっちり収まっています
照尺は適度にテンションが残っており、スムーズに稼動します。 さく杖は錆も無く、本体よりも綺麗な状態を保っています。
また、機関部に多数ある刻印はどれもハッキリと残っており、製造刻印は1867年で、ボルト、レシーバー、ストックのシリアルナンバーは#R3982でマッチしております。
トリガーテンションのある、ボルトが閉鎖した状態で溶接された旧加工品です。 東京店在庫品。(NA)
【その他の情報】
無可動実銃には文章では表現の難しい傷がある場合があります。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像(Detail-Photos)を十分ご確認頂いた上でご注文下さい。
詳細画像はこちら |
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