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スタール M1858 カービン (銃砲刀剣類登録証付古式銃、#24336)  
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価格(税込)
 \1,650,000
商品番号
 【3542】
英  名
 Starr M1858 Carbine
種  類
 古式銃(登録証付)、単発、登録証付古式銃買取品、ガゼット Vol. 13、ガゼット Vol. 15、長野倉庫在庫品
国  名
 アメリカ合衆国
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 890mm
口  径
 16mm
装 弾 数
 単発
在 庫 数
 非公開
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【スタール M1858 カービンについて】
スタール M1858 カービンは南北戦争で使用された紙薬莢弾を使用する単発後装の外火管打ち式騎兵銃です。 シャープス・カービンと同じように機関部下部にアンダー・レバー(pull-down tigger guard/lever)がありますが、ブリーチ・ブロックが前部と後部の二つの部品に分かれています。 アンダー・レバーを下方に下げる事によって、後部ブリーチ・ブロックが下がります。 ハンマーは独立しており、装填レバー操作とは別にハンマーを起こさなければなりません。 装填する際は、まずハンマーを起こしてから、アンダー・レバーを下方に下げると前部と後部のブリーチ・ブロックの両方が下がって薬室が開きます。 この方法がシャープス・カービンと大きく異なります。 リア・サイトはしっかりとした破損する可能性が少ない起倒式の三段階です。 スタール・カービンはM1858とM1865の二種類があり、外見上の特徴はハンマーの形の違いとハンド・ガードを留める金具がM1858は真鍮製、M1865は鉄製となっています。 小さい相違ヵ所ですが、フロントサイトがM1858は基部が大きく、M1865は小さくなっています。
1858年1月に銃器設計者でありスタール社の創始者であったエベンザー スタール (=Ebenzer T. Starr) が単発後装式カービンの設計図を陸軍造兵廠に提出しました。 スタール カービンは陸軍造兵廠でのテストで不発が少なく、精度においても当時の平均を上回っていると評価されました。 造兵廠の試験官達はガス漏れの欠点もガス・シールが改良されれれば当時のライバルであったシャープス・カービンにも勝ると評価しました。 そして改良を施されたスタール カービンは1858年にModel 1858として正式にアメリカ陸軍によって採用されました。 1861年から1864年の間に約20,000丁がNew York州Yonkersのスタール・アームズ・カンパニー(= Starr Arms Company)によって生産され北軍に納入されました。 シャープス・カービンの納入数が10万丁だったので、その1/5です。 スタール M1858 カービンを装備した北軍騎兵(Union Cavarly)連隊は、アーカンソー第一騎兵連隊、カンサス第五騎兵連隊、ミズーリ第十一騎兵連隊、ニューヨーク第二十四騎兵連隊です。 M1858は紙薬莢またはリネン薬莢を使用する管打ち式として初めは生産され南北戦争で使用されました。スタール・カービンが南北戦争中の消耗戦の中では効果的であることを証明しましたが、1865年の米陸軍武器試験委員会(=U.S. Army trials board)の審査では必ずしも成功を収めたとは言えませんでした。 その後の追加注文がないまま南北戦争が終結しました。 僅か20,000丁ですが、スタール・アームズ社は南北戦争中では5番目に大きな騎兵銃の米軍納入元でした。 いかに南北戦争で使用された騎兵銃が少ないか判る情報です。 44口径の軍用銃についてはコルト、レミントンに次いで3番目の大きな納入元であったのにもかかわらず、南北戦争終結と同時に米国政府からの発注もなくなり、早くも終結二年後の1867年にスタール・アームズ社は倒産しました。 スタール・カービンは南北戦争後には製造されなかったので、現存数がシャープス・カービンやスペンサー・カービンに比べ遥かに少なく、バリエーションもM1858とM1865の二種類のみで、日本国内にある数も限られています。 幕末には南北戦争後の余剰火器と一緒に日本にも輸入されました。 本品のサイド・プレートに鏨で美作藩と彫られている事から、美作国(みまさかのくに、現岡山県東北部)の美作勝山藩によって使用された事が証明されます。
弊社では毎月欧米の古式銃のイベントに行ってますが、スタール・カービンを見かけることはまずありません。 それだけ海外でも希少価値のある品です。

【本個体の説明】
本銃は古式銃としては比較的良い保存状態です。 銃身と機関部の金属部分全体的に表面的な時代錆が見られブルー仕上げが殆どなくなっているものの、黒々としたオリジナル性を良く残した品です。 黒色火薬を使用していた為、ブリーチ・ブロック部分、薬室上部等に朽ち込み錆が若干あります。 ただしバット・ストックは日本人の体格に合わせ若干切り詰められて、その際に作られたと思われるバット・プレートが付いています。 またバット・プレートと木部の間に修理箇所が二ヶ所(バット・ストック後方上面と後方右側面)あります。 ハンド・ガードの仕上げはバット・ストックに比べ表面仕上げが落ちています。 ブリーチ・ブロックの後方、タングと呼ばれるストックと機関部を固定する部分にSTARRS PATENT SEP.14 1868のパテント刻印が入っています。 その前方部分に極細のヒビが入っています。 銃身後部上面のリア・サイトの後ろに「岡山縣」、リア・サイトの前に「壬申千七百四十五番」の「壬申刻印」があります。 サイド・プレートにSTARR ARMS COMPANY YONKERS NYのメーカー刻印の上に、鏨で「美作藩」の刻印があるのでメーカー刻印は殆ど見えません。 美作藩=岡山縣の流れも合っています。 別部品としてオリジナルの「STARR ARMS COMPANY YONKERS NY」とはっきりと判読できるサイド・プレートが付属しています。 幕末に美作藩によって輸入され、その後廃藩置県によって岡山県となって明治8年(1872年)の壬申調査の際は岡山県で調査登録された歴史的背景が判ります。 「壬申刻印」は1872年に日本国内にあった銃砲調査の際の一種の登録番号です。 また平成5年(1993年)に岡山県で「銃砲刀剣類登録証」を交付されていますので、120年後に同じ岡山県で公けの登録がされた事になります。
作動は完全で、アンダー・レバーによるブリーチ・ブロックの上下の動き、また独特のアンダー・レバーのロックも楽しむことができます。 ハンマーはハーフ・コック、フル・コック共に正常に作動します。機関部を裏側から固定しているネジのうち一本がプラスネジで代用されていますが、完全分解しない限り外部に露出する事はありません。 非常に珍しい騎兵銃ですが、お値打ち価格になっています。

【その他の情報】
平成5年3月15日に岡山県教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 銃身は銃口から薬室まで貫通しています。

本銃は約150年ほど前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入頂けますようお願い致します。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像(Detail-Photos)を十分ご確認頂いた上でご注文下さい。

詳細画像はこちら
予備のサイド・プレートです。 オリジナルの刻印が入っています。
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