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Vz.35 重機関銃 (#542)  
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価格(税込)
 SOLD OUT
商品番号
 【3056】
英  名
 Prototype Vz.35 Heavy Machinegun
種  類
 重機関銃、一品物、無可動実銃買取品 2017年 夏、大阪店在庫品、ガゼット Vol.19
国  名
 チェコスロバキア
時  代
 第一次大戦〜第二次大戦
全  長
 1,105mm
口  径
 7,92mm×57
装 弾 数
 ベルト給弾
在 庫 数
 SOLD OUT
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【Vz.35 重機関銃の説明】
Vz.35 重機関銃はチェコスロバキア軍が試験配備の為に初めて制式採用した純国産重機関銃です。 第一次大戦後、オーストリアから独立したチェコスロバキア軍はシュワルツローゼM1907重機関銃を7,92mm×57 モーゼル弾用に改修し使用しました。 故障などは少なく、当時として比較的優秀なシュワルツローゼM1907重機関銃でしたが、水冷式のため重く機動性に欠け、冷却水の確保や運搬についても難があったため、1919年に新型重機関銃の開発研究を開始しました。 Vz.37重機関銃の開発は1930年代にZB工場のHolek兄弟の手によって進められました。 新型重機関銃は最初の試作品は水冷式でしたが、1932年にガス圧作動方式の空冷式に改められ、長期間使用しても故障が少なくなったものが完成しました。 重機関銃としては銃身も簡単に交換できるように改良され、1932年にZB50、1933年にZB52の試作品を経て、1935年にチェコ軍で制式となったのがVz.35 重機関銃です。 Vz.35 重機関銃は制式採用はされましたが、生産数は少なく500挺が試験配備されただけにとどまりました。 このトライアルを経て最終的にVz.37の制式名称でチェコスロバキア軍に大量配備されました。 Vzはチェコ語のvzorの略で、英語のModelの意味となり、Vz.37はチェコ軍内で使用された名称で Model 37となります。 戦前はZB53 (=Zbrojovka Brno 53)の名称で世界各国に輸出されました。 Vz.37 重機関銃の特徴は緩速器によって銃の外部から速射速度が容易に変更できる点です。 発射速度は500発/分と700発/分の二段階になっています。 また後のチェコ製機関銃の特徴にもなったグリップがコッキング・ハンドルを兼ねており、前後させる事によってコッキングを行う事が可能です。 また、大型の三脚は、追加部品を使わずに対空射撃状態にする事も可能です。

【本個体の説明】
Vz.35 重機関銃は本品が国内唯一の品で、海外の銃器博物館でも見ることのない極めて希少価値が高い品です。 試作品だけあってVz.37 重機関銃に比べて作りも丁寧で、ブルー仕上げが非常に美しく削り出し加工の美を際立たせています。 当時でもかなりの製造コストが掛かった品です。
本品のレシーバー右側面には542のシリアルNo.及び「KULOMET VZ. 35.」のモデル名が入っている他、「CESKOSLOVENSKA ZBROJOVKA A.S. BRNO」のメーカー刻印が入っています。本品のシリアルNo.はレシーバー、フィード・カバー、コッキング・レバー・ユニット部分で一致しています。
本品は全体に良好な状態が保たれており、金属部分については、若干の擦れや小傷は見受けられるものの目立った錆等は見受けられず、全体にオリジナルのブルー仕上げが残っています。 銃身先端付近の下面に無可動加工に伴い一部表面仕上げが落ちて金属の地肌が現れている箇所が見受けられますが、殆ど目立たないレベルです。 木製のキャリング・ハンドルやコッキング・ハンドルを兼ねたグリップ部分についても、僅かな欠けや小傷は見受けられるものの、オリジナルの艶の有るニス仕上げが大部分に残っており、しっかりとした状態が保たれています。 フィード・カバーの開閉やコッキング・ハンドルの折り畳み、リア・サイトの調整についても問題なく行う事が可能です。 付属の三脚についても、一部に塗装の剥落や表面錆は見受けられるものの、目立った破損等は見受けられず、OD色の塗装も大部分が残っています。 三脚の展開操作や銃本体の三脚への取り付け等についても問題なく行う事が可能です。
本品は価格以上の価値が十分にあるミュージアム・アイテムと呼ぶに相応しい逸品です。 トリガーテンションの無い、ボルトが開いた状態で固定された新加工品です。 (KK)

【その他の情報】

無可動実銃には文章では表現の難しい傷がある場合がございます。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。

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