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35M 小銃 (#B-41670)  
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価格(税込)
 SOLD OUT
商品番号
 【1280】
英  名
 Hungarian 35M Rifle
種  類
 ボルト・アクション、無可動実銃買取品 2017年 夏、無可動実銃買取品 2018年 冬
国  名
 ハンガリー
時  代
 第一次大戦〜第二次大戦
全  長
 1,110mm
口  径
 8mm×56R
装 弾 数
 5発
在 庫 数
 SOLD OUT
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【35M 小銃 について】
従来のM95/31小銃を更新する為にハンガリー・ブダペストのFÉG (Fémáru Fegyver és Gépgyár) 造兵廠で開発されたボルト・アクション ライフルで、1935年にハンガリー軍制式となりました。 オーストリアのマンリッカー小銃の影響を受けていますが、ボルトの構造がステアーM95のストレート・プル方式から一般的な回転式のボルト・ハンドルを備えたものに変更されている他、銃床が二分割構造になっている点など、ハンガリー独自のアイデアも取り入れられています。 また、機関部後部にはマンリッカー方式と同様のコッキング・ピースが備えられており、ボルト・ハンドルを操作する事なくコッキング操作を行う事が可能でした。 スリング取り付け金具は本体下部の他、左側面にも取り付けられており、歩兵用及び騎兵用のいずれにも対応できるデザインとなっていました。 35M小銃は第二次世界大戦前から戦中にかけてハンガリー軍で使用され、戦後もソ連から供与されたモシンナガン小銃等が軍内に行き渡るまで使用されました。 35M小銃の製造は1941年頃まで行われ、その総生産数は16万挺程度と言われています。 また、ドイツでは大戦中に35M小銃の使用弾薬を7,92mm×57IS (8mmモーゼル) 弾仕様に変更し、ボルト・ハンドルや銃剣及びスリング取り付け部の形状を変更する等の改修を施したモデルをGewehr 98/40の名称で使用しました。 Gewehr 98/40は1941年から1944年にかけて138,400挺が製造されました。 また、ハンガリーでもこの Gewehr 98/40に小改良を加えたモデルを43M小銃として採用しました。 (KK)

【本個体の説明】
本品は薬室上面に「BUDAPEST 35M」の刻印が打刻されている他、ハンガリー王国の国章の両脇に「Bp」及び「39」の数字が打刻された受領刻印も入っています。 受領刻印の39は受領年を示しています。 本品のシリアルNo.は薬室左側面及びバット・プレートで一致しています。 本品のシリアルNo.はB-41670である事から1939年製である事が分かり、上記の受領年とも一致しています。
本品の金属部分は全体にやや使用感が見受けられ、若干の朽ち込み痕や表面仕上げが落ちて金属の地肌が表れている箇所が見受けられますが、目立った破損や欠損等は見受けられず、比較的しっかりとした状態が保たれています。
木部についても同様に全体にやや使用感が見受けられ、打ち傷や擦れは散見されるものの、大きな破損等は見受けられずしっかりとした状態が保たれています。 木部の一部に黒色の斑状の変色が見られるものの、それほど違和感は有りません。 銃床右側面の機関部後部付近に3cm程度のひびを補修した痕跡が見受けられるものの、現状では強度的にしっかりとした状態が保たれています。 バット・ストック両面には、あまり目立たないものの点状の細かな打ち傷が複数個所見受けられます。 アッパー・ハンドガードや各バンドの取り付けについてはガタつきも見られずしっかりとしています。 バット・プレート部分については全体にやや打ち傷や表面錆は見受けられるものの、目立った変形等は見受けられず、シリアルNo.刻印もはっきりと残っています。バット・プレート上部と銃床の取り付け部分に僅かに隙間が見受けられますが、バット・プレートの取り付け自体はガタつきもなくしっかりとしています。
リア・サイトの調整操作については問題なく行う事が可能です。 セーフティ・レバーは180°回転させる事が可能ですが、トリガーとは連動しておりません。
本品は弊社でも過去に殆ど入荷していない希少品です。 トリガーテンションの有る、ボルトが完全に閉じた状態で固定された旧加工品です。 東京店在庫品 (KK)

【その他の情報】
無可動実銃には文章では表現の難しい傷がある場合がございます。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認頂いた上でご注文下さい。

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